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確かな野心を秘める突破者。FC東京U-18MF俵積田晃太が歩む青赤の未来を担うドリブラーへの道

ゲキサカ / 2022年10月3日 12時53分

「その頃は焦っていましたね。『早くコンディションを戻さなきゃな』とか、『チームのみんなに置いていかれないようにコミュニケーションを取らなきゃな』とか、いろいろと考えることがいっぱいあって、混乱していた時期だったかなと思います」。それまでであればボールを蹴って解消していたような“モヤモヤ”も、ピッチに立てないがゆえに晴らすこともできない。難しい状況に置かれていた18歳を支えていたのは、やはり家族の存在だったという。

「その頃の支えとしては、家族の存在が大きかったかなと思います。ケガしていた時に親が凄く丁寧に栄養管理をしてくれたり、『最近の調子はどう?』とかいろいろ話してくれて、それがとても励みになりました」。はやる気持ちを抑えつつ、復帰の時に向けて丁寧に時間を積み重ねていく。そして、ようやく戦線復帰を果たすと、クラブからもトップチームへの昇格が俵積田へ告げられる。

「いろいろな感情が来ましたね。ホッとしましたし、メチャメチャ嬉しかったですし、感謝の気持ちもありましたし、いろいろな気持ちがごちゃ混ぜになっていました」。離脱していた期間が長かったからこそ、より気付いたこともある。家族。チームメイト。チームスタッフ。多くの人の支えがあって、自分はサッカーを続けて来られたのだと。そういう意味では、苦しい経験も自身の成長には必要なものだったと言えるだけの時期を過ごしてきたこともまた間違いない。

 6年間を過ごしたアカデミーを卒業し、FC東京でプロサッカー選手のキャリアをスタートさせる俵積田にとって、もうそのステージは憧れの場所なんかではない。「プロになってからはまずスタメンを獲って、若い選手の中でもずば抜けた存在になっていきたいですし、FC東京はまだJ1の優勝がないと思うので、自分がそこで主力になって優勝したいです」。

 圧倒的な切れ味のドリブルを搭載した、確かな野心を秘める突破者。青赤の未来を逞しく担う覚悟が、いよいよ俵積田に備わりつつある。



(取材・文 土屋雅史)▼関連リンク
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