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日の丸を背負ったことで加速した成長欲。横浜FCユースDFヴァン・イヤーデン・ショーンが見据える進化のその先

ゲキサカ / 2022年10月3日 19時45分

 父親と同じカナダ国籍も有している中で、8月には『2022 SBSカップ国際ユースサッカー』を戦うU-18日本代表に招集され、自身初となる年代別代表の活動に参加した。「最初は緊張するかなと思ったんですけど、楽しかったですね。初戦のウルグアイ戦で君が代を歌っている時に『ああ、これが代表か』と思って、結構ワクワクしました」。そんなヴァン・イヤーデン・ショーンとセンターバックでコンビを組んだ川崎フロンターレU-18のDF高井幸大(3年)とは、旧知の仲だったという。

「初招集で正直うまく行くかわからなかったんですけど、思ったより自分の武器も出せましたし、一緒にやっていた高井(幸大)も中学校から結構仲が良くて、ゴハンにも行ったりするので、フロンターレでPSGとの試合にも出ている人とプレーできて(笑)、嬉しかったですね。代表に行っても『はじめまして』ではなかったことで、特徴もわかっていてやりやすかったですし、高井は上の世代の代表にも行っていたので、経験もあって頼もしかったです」。190センチを超えるセンターバックが揃うことは、年代別代表でもそう多くはない。そんな高井の援護も受けながら、初めての代表は大きな手応えを得る時間となったようだ。



 一度経験してしまうと、やはりもっと先を知りたくなるのはサッカー選手の常。ヴァン・イヤーデン・ショーンももちろん例外ではない。「これからは自分の代だけじゃなくて、1つ上の代にも食い込んで、次の代表にも呼ばれたいです。向こうに行って帰ってきた時に、自分が上手くなっている実感もありましたし、それをもっと続けていったら、もっと上手くなるんじゃないかなって思えたので、どんどん呼ばれて、上を目指していきたいです」。

 目指すは来年のFIFA U-20ワールドカップ。そこへ辿り着くためにやるべきことも、自分の中では輪郭がおぼろげながら見えてきている。「ここからはどんな進路を取っても厳しい世界ですし、今のままでは絶対にダメだと思うので、常に練習から自分自身と厳しく向き合って、周りの選手とも高い要求をし合って、チームとしても強くなって、もっと上に行きたいなと思います。今の自分に全然満足はしていないですね。まだまだいろいろなことが始まったばかりなので」。

 193センチの体躯を誇る超大型センターバック。着実に自信を纏いつつあるヴァン・イヤーデン・ショーンという名前が、多くのサッカーファンの知るところになる日も、そう遠い先のことではなさそうだ。



(取材・文 土屋雅史)▼関連リンク
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