森山監督も「本当に手強かった」…U-16フィリピン代表の市船ギマラエス兄弟、日本相手に「自分のプレーを出せた」
ゲキサカ / 2022年10月6日 19時50分
[10.3 U17アジアカップ予選 U-16日本代表 3-0 U-16フィリピン代表 ヨルダン]
兄と弟にとって特別な90分に全力でぶつかった。1日に開幕したAFC U17アジアカップ予選グループAの戦いに日本から参加していたのはU-16日本代表の選手だけではない。U-16フィリピン代表には、市立船橋高からDFギマラエス・ガブリエル・ロドリゲスとGKギマラエス・ニコラス・ロドリゲスの兄弟が参加していた。
「日本は母国というか、自分が育ってきた国なので特別な試合だったし、日本に向かってアピールする場だと思っていた」(ガブリエル)
「やっぱり自分の育ってきた国を相手にした試合だったので、本当に勝ちたいと思ったし、自分の一番のパフォーマンスを見せたいと思っていた」(ニコラス)
二人は父がブラジル、母がフィリピンの出身という家庭に生まれ、日本で育ってきた。ガブリエルがJSC CHIBA、ニコラスがWingsと千葉県を代表する街クラブで育ち、今年4月から名門・市立船橋の門を叩いた。まだAチームでの出番こそないものの、1年生リーグである「関東Rookie League」では活躍を見せており、U-16フィリピン代表を率いる平田礼次ユース育成ダイレクターが、来日してそのプレーを視察した上で、二人の招集を決めていた。
実際、この日の彼らが見せたプレーぶりは見事なものだった。「勝てなかったですけど、自分の一番いいパフォーマンスを見せるという点では、良いパフォーマンスを出せたんじゃないかな」とニコラスが振り返り、「日本代表という凄く良いチームを相手に自分のプレーを出せた」とガブリエルが語ったように、あるいは日本の森山佳郎監督が「ギマラエス兄弟が本当に手強かった」と舌を巻いたように、自分の育ってきた国の代表を相手に、培ってきたモノを出し切る試合となった。
フィリピンはこの後、地元のヨルダン、中東の強豪シリアと対戦する。「本当に良い経験になっている」(ガブリエル)戦いの中でさらなる成長を果たすであろう二人の今後が、さらに楽しみになった。
(取材・文 川端暁彦)●【特設】AFC U17アジアカップバーレーン2023予選特集
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