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グランパスは中学時代から行徳瑛を追い掛けていた…山口GM「獲得できなかったら…」

ゲキサカ / 2022年10月4日 23時0分

名古屋でのオンライン会見に応じた行徳瑛

 かつてはFW三浦知良も通い、現在日本代表に選ばれるFW旗手怜央ら多くのプロサッカー選手を輩出してきた静岡学園高。そんな静岡県が誇る名門で今年度のキャプテンを務め、高校No.1ディフェンダーの呼び声高いDF行徳瑛が、名古屋グランパスでプロキャリアをスタートさせることを決めた。

 名古屋には現在、静岡学園高出身者はDF吉田豊が在籍。昨年もDF木本恭生(現FC東京)が在籍したが、高校から直接の入団は、1995年に入団したDF向島満以来になる。

 すでに中学時代から追い掛けていたという。同日、オンライン会見に応じた山口素弘ゼネラルマネージャー(GM)は「当時から恵まれた体格は目を引いていたし、しっかりとした足元の技術もあった。中学でプレーしている時から欲しいなと思っていた」とほれ込んでいたことを明かし、「獲得できなかったら、スカウトの評価に繋がると“脅していた”。行徳君が嫌になるくらい、しつこくくっつけと言っていた」。冗談を連発するたびに、獲得できた喜びが溢れ出ていた。

 実は山口GMにとっては縁のある選手だった。行徳の父親の浩二さんは東海大学出身。同大出身の山口GMとは入れ替わりとなるが、「尊敬する大先輩」で、瑛少年が中学時代に県トレセンでプレーする姿を、一緒に観たことがあるのだという。「『いい選手ですね』、『グランパスにくれませんか』」と当時から“プレッシャー”をかけていたことを明かすと、「間違いなく行徳くんの方がポテンシャルは高いかなと思います」と改めて素材の良さを強調した。

「中学時代は少し大人しい子かなと思ったけど、今年はキャプテンをやるようになって、品格が感じられるようになった。プレミア(リーグWEST)のセレッソ戦(5月14日)。退場者を出した数的不利の状況で、CKからヘッドで点を取って逆転勝ちに貢献したのですが、驚かされるような気迫だった。ネバーギブアップはグランパスの精神にも繋がる。あとはこれだけのポテンシャルの選手をどう伸ばすか。日本を代表するポテンシャルを持っているので、今は責任の重さをひしひしと感じています」

 グランパスにとっても、行徳家とは縁がある。浩二さんは東海大学を卒業後、海外でのプレーを経て、グランパスの前身であるトヨタ自動車工業サッカー部に所属。国内では唯一プレーしたクラブになる。これについては行徳も「トヨタでプレーしていたのは知っていて、縁があるかなと感じています」とはにかむと、「歴史あるクラブで、タイトル争いをするクラブだと思っている」と早くも責任感を強くしている様子だ。

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