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[国体少年男子]「日本で一番上手い子たち」神奈川県が鮮やかに逆転。“ちこちこサッカー”で魅せて、勝つ

ゲキサカ / 2022年10月5日 8時27分

 加治佐は右SBながらも関東トレセンリーグの得点王。個人技を大事に中央から“ちこちこ”ドリブル、ショートパスで前進し、外も活用して攻める攻撃スタイルが「自分にはとても合っていて、本当に監督さん含めて、このサッカーが大好きです」という。やや熱すぎる性格、また技術面も指導陣から成長させてもらったというSBは、前へのパワー、得点力といった高いポテンシャルを大一番で発揮した。

 関監督が「日本で一番上手い子たち」と断言する選手たちが、角度とタイミングを合わせ、イメージを共有して敵陣、ゴール前に入っていく。強豪・東京に先制され、仕掛けた分、ロストする回数も少なくなかった。だが、神奈川の特長を発揮する形で追いつき、ここへ来て得点数を増やしているセットプレーで逆転。関監督は「神奈川がこういうサッカーをしているとみんなに見せたかったので。(4-0で広島県に勝った)昨日もそうだし、今日のゲームも。みんなでゴールに向かって行って、一人ひとりのアイディアと個人技でこじ開けてくれた」と喜んだ。

 また、指揮官は神奈川のサッカーについて、「個人技と一人ひとりが輝けるサッカーですね。速い子、上手い子、強い子、賢い子がちゃんと目立てる、そういうところはずっと求めてやってきました。優勝と一人でも代表に多く送る、そのためのスタイル」。U-15からこだわってきた神奈川のスタイル、“ちこちこサッカー”であと2試合。この日1ゴール1アシストの加治佐は魅せて勝つこと、そして個人の目標を口にする。

「やっぱりこのサッカーは変えないで、貫き通して、準決勝や決勝でもただ勝つだけじゃなくて、観客にも楽しんでもらいながら、勝って、魅せるサッカーをしたいと思います。国体から代表というのは自分の目標でもありますし、チームで活躍しながら代表を目指していけたらと思います」。神奈川県選抜から4選手がU17アジアカップ予選を戦っているU-16日本代表へ選出された。だが、彼らが不在でも上手さと強さを表現。その神奈川が準決勝、決勝でも“ちこちこ”と攻めて、魅せて、勝つ。

(取材・文 吉田太郎)●第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」特集

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