1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

甲府DF浦上仁騎「あの人と一緒にやれてメリットしかない」歴史的アシスト導いた“レジェンド”の教え

ゲキサカ / 2022年10月6日 2時21分

 日々の取り組みが常に成功をもたらすとも限らないのが厳しいサッカーの世界。それでも浦上は力強く語った。「本当にサッカーって非常に難しくて、シーズン通してずっといい時なんて決してなくて、苦しい時もある。そういう時にやめないこと、逃げないこと、常に自分にベクトルを向けないと成長はない」。そうした姿勢が天皇杯準決勝という大舞台で結実した。

 また浦上は加えて、自身のキックに大きな影響を与えていた立役者の存在も明かした。

「山本選手という甲府のベテラン選手がいるんですが、キックがすごく上手いので教えてもらったりしていて……」

 名前が挙がったのは2003年から甲府でプレーしているDF山本英臣。175cmの上背ながらボランチだけでなく最終ラインも担い、J1・J2通算で550試合以上の出場歴を持つ42歳のレジェンドだ。今季はベンチに控えることが多く、この日も出場機会はなかったものの、その教えは紛れもなくピッチ上に受け継がれていた。

「ボールを置く位置、視線、体の向きを山本選手から教えてもらっていて、そこに自分の感覚をうまく擦り合わせながらやっている。山本選手には僕には到底真似できないキックがいっぱいある。あの人と一緒にやれているのは僕にはメリットしかないし、盗めるものは盗みたい。それを今日出せてよかった」

 これも甲府が築いてきた一つの伝統の姿。常勝軍団として恐れられている鹿島をカップ戦で破った快挙の裏には、選手たちが日々積み上げてきた努力の成果と、クラブを長年背負ってきたレジェンドの存在があった。

(取材・文 竹内達也)●第102回天皇杯特集ページ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください