[MOM4026]青森県GK嶺翔莉(青森山田、1年)_ PK戦で2本ストップ!悔しさを持ちながらも、今は役割に集中
ゲキサカ / 2022年10月6日 6時9分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.5 国体少年男子準決勝 北海道 0-0(PK3-4)青森県 下野市大松山運動公園 陸上競技場]
「“PK職人”と言われるのは好きではない。正GKになりたい」。福岡県との2回戦に続き、PK戦で2度目のヒーローになった青森県GK嶺翔莉(青森山田高、1年=セレッソ大阪U-15出身)だが、現状については全く満足していない。
それでも、チームメートから厚い信頼を受ける嶺は、今大会の自分の役割を理解。「コーチからも『1本だけ止めてこい』という言葉をもらっている。自分はPK戦に期待されているので、もしPK戦になった時は全部止めてやろうという気持ち」。この日は、0-0の後半35+2分にピッチに入ると、PK戦で2本を止め、青森県を初の決勝へ導いた。
PK戦2人目、嶺は「北海道、GKを見て蹴っていたので、ちょっと左に足を踏んでから駆け引きしてから右に跳んで」完璧にストップする。さらに2-2で迎えた4人目は、足でビッグセーブ。「足が残っていたのでしっかり最後までボールを見て(蹴り)飛ばしました」。青森県は4人が決め、嶺は歓喜の中心となった。
嶺は「嬉しいです」と第一声。そして「(磯村)颯、正GKとして出ているやつが前半で1対1をセーブしなければ自分の出番は回って来なかったので、本当に正GKとしてやるべきことをやってくれた。颯に感謝というのがあります」と先発GK磯村颯(青森山田高、1年)に感謝した。
“PK職人”投入で、相手にプレッシャーを掛けて勝利。上田大貴監督(青森山田中)は嶺について、「緊張してガチガチになる子では全くない。関西人特有の『やったるで』というくらいの気持ちを持っているので、ボクも自信を持って送り出せる」と説明する。
嶺の勝負強さは、技術力はもちろん、メンタル面、発するオーラの部分も大きいという。「(PK戦で抜群の強さを見せた)国士舘の飯田(雅浩、東京V内定)だったり、櫛引(政敏、現群馬)だったり、廣末陸(現ラインメール青森FC)もそうですけれども、会場のみんなが『コイツ止めるんじゃないか』という雰囲気にさせてくれるというか、そういうものは凄く大事で嶺は持っている選手かなと思います」。青森県は決勝で前後半、もしくは延長戦で勝ち切ることが目標。だが、PK戦にもつれ込んでも、嶺が必ず止めて日本一になる。
(取材・文 吉田太郎)●第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」特集
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