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[国体少年男子]右SB加治佐がスーパーゴール!神奈川県が雨中の決勝で青森県下し、17年以来の日本一!

ゲキサカ / 2022年10月6日 21時1分

 神奈川は山中が中心となって跳ね返し、繋いでクロスまで持ち込んでいた。それでも、青森は前半28分、同点に追いつく。敵陣で前を向いた山口が左サイドへさばくと、西尾がPAへ斜めのループパス。これに走り込んだ小沼の折り返しを浅野が左足でゴールへ突き刺した。

 神奈川は後半3分、德田の左クロスに上西が決定的な形で飛び込むがシュートは枠上。青森は11分、浅野をFW大沢悠真(青森山田高、1年)へ入れ替え、神奈川は13分、寺下をMF香取武(川崎フロンターレU-18、1年)と交代する。

 神奈川が押し込むも青森のDF陣は「ゴールを隠す」守備を徹底。19分に青森は西尾をMF増田敢太(青森山田高、1年)へ、神奈川も白須とFW吉沢実頼(横浜F・マリノスユース、1年)を交代する。
 
 迎えた22分、スーパーゴールが生まれた。神奈川は敵陣ペナルティーアーク付近でボールを繋ぎ、サポートした左SB布施が右サイドへ展開する。これを受けた加治佐がカットインから左足シュート。これが鮮やかな孤を描き、ファーサイドのゴールネットへ突き刺さった。
 
 青森は26分、三浦とMF別府育真(青森山田高、1年)をチェンジ。セットプレーで山本が競り勝ってゴール前にボールを送るが、神奈川DF陣は集中してクリアする。逆にコンビネーションでの崩しにチャレンジ。青森は前線にボールを入れてセカンドボールを拾い、川口の右足シュートを放つなど諦めずに反撃する。

 青森は35分、山口とMF野間風希(青森山田高、1年)を交代。だが、神奈川は望月、上西、香取ら攻撃陣が簡単にはボールを渡さず、ボールを保持しながら攻め続ける。終了間際に青森はセットプレーのチャンスを得たが、神奈川に跳ね返されて試合終了。日本一の上手さ、強さ、選手層の厚さを示した神奈川が頂点に立った。

(取材・文 吉田太郎)●第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」特集

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