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ウニオン・ベルリンが10人でEL史上初勝利!! 原口元気は終盤出場、サポーターの発煙筒トラブルで試合中断も

ゲキサカ / 2022年10月7日 4時17分

DFアンドラーシュ・シェーファーが一発退場

[10.6 ELグループD第3節 マルメ0-1ウニオン・ベルリン]

 UEFAヨーロッパリーグは6日、グループリーグ第3節を行い、MF原口元気所属のウニオン・ベルリン(ドイツ)がマルメ(スウェーデン)を1-0で破った。ウニオンは前半終了間際に退場者を出し、後半途中にはサポーターがピッチに発煙筒を投げ入れて試合が30分間近く中断するアクシデントもあったが、そこからカウンターで奪ったゴールを最後まで守り切り、今大会初白星を収めた。

 ブンデスリーガでは首位に立つウニオンだが、今大会はロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ(ベルギー)とブラガ(ポルトガル)を相手に2連敗スタート。今季初白星をかけ、敵地スウェーデンに乗り込んだが、この日も苦戦は続いた。

 すると前半44分にはまさかのアクシデントに襲われる。ハイラインでビルドアップしようとしたDFアンドラーシュ・シェーファーが足元のボールを見失い、ステップを踏んだ反動で後ろに蹴ってしまい、このボールをマルメのFWアンダース・クリスチャンセンが反応。シェーファーはたまらず後ろから倒し、一発レッドカードが提示された。

 そのまま試合は後半に入ったが、後半11分にはウニオンサポーターの蛮行で試合に邪魔が入る。アウェースタンドからセンターサークル付近に発煙筒が投げ込まれると、その後は爆竹や花火の音が何度も鳴り響くなど、スタジアムが物々しい雰囲気に包まれ、主審は試合中断を指示した。

 選手たちはいったんロッカーに避難した後、軽いウォーミングアップを行い、約25分後に試合が再開。すると時計を再開させた後半23分、ウニオンは相手の縦パスをDFロビン・クノッヘがインターセプトすると、素早く最終ライン裏にスルーパスを送り、これにMFシェラルド・ベッカーが反応。最後はペナルティエリア右からファーポスト際に強烈なシュート突き刺し、10人のウニオンが先制に成功した。

 その後はマルメが一方的にボールを握る中、セットプレーなどを有効に使って攻め込むウニオン。後半39分にはMFヤニク・ハベラーに代わって原口が投入され、5-3-1のインサイドハーフに入った。試合はそのままタイムアップ。ウニオンにとってはサポーターのトラブルがあったものの、記念すべきELでのクラブ史上初勝利となった。
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