G大阪が16年ぶりクラブユース日本一!! 80+4分に勝ち越しも直後の同点被弾で3-3大激闘、最後はMF遠藤楓仁“父親譲り”のキックでPK決着
ゲキサカ / 2023年8月3日 7時7分
延長戦は追いついた勢いの残るFC東京が主導権を握り、佐藤と山口のタレントコンビに加え、途中出場のFW尾谷ディヴァインチネドゥ(1年)が縦への迫力を見せる。だが、G大阪も体調不良明けで途中出場となったMF遠藤保仁(磐田)の長男・楓仁が試合のリズムを落ち着かせ、相手に脅威を与えるシュートを連発。後半の最後はFC東京のシュートミスが続いたこともあり、両者譲らぬまま3-3で規定の100分間を終え、勝負はPK戦に委ねられることになった。
PK戦では先攻・FC東京の1人目を担った佐藤のキックが枠外に外れる波乱の幕開け。その後は次々に成功させたが、G大阪も4人目武井のキックが外れ、同点となる。運命の5人目はG大阪のGK荒木が山口のキックをストップし、王手をかけたが、G大阪の古河のキックをFC東京GK後藤亘(2年)がストップ。サドンデスにもつれ込んだ。
決着がついたのは7人目。FC東京は途中出場のDF佐々木俊英(1年)のキックが枠を外れると、G大阪は「背番号7なので7人目に蹴った」という遠藤がキッカーに登場。父親・遠藤保仁から「見て学んだ」というそっくりのキックフォームから力強いシュートを蹴り込み、勝利が決まったG大阪の選手たちが歓喜を爆発させた。
G大阪は降格1年目のプリンスリーグ関西1部で2勝2分5敗の8位と苦戦が続いていた中での戴冠。町中大輔監督は「やっていることはほとんど変わらない。パスの強さ、どっちの足につけるか、どのポジションを取るかといったことを細かく指導してやってきたつもり」と述べ、「徐々に選手たちも意図を持ってプレーすることができてきて、それが成功体験につながったのが非常に大きい」とこれまでの積み重ねを誇った。
指揮官はかつて稲本潤一、大黒将志ら“黄金世代”と共にプレーしていた経験を持つG大阪ユースOBで、今年4月の就任から「われわれガンバアカデミーがこだわってきた」という技術指導を突き詰めてきた。「当たり前のことを選手が理解してプレーで表現できるようになってきたことがよかった。それが成果になりつつあるんじゃないかなと思う」(町中監督)。伝統に立ち返った名門クラブが、大きな自信を取り戻す夏の日本一に輝いた。
(取材・文 竹内達也)●【特設】第47回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会
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