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岡山学芸館が全国連覇への“第一関門”を突破!! 玉野光南は決勝で敗れるも1年間の集大成を披露

ゲキサカ / 2023年11月4日 18時21分

 先制された玉野光南は反撃に転じ、セットプレーやロングスローでゴールに迫る。だが岡山学芸館も交代出場のFW香西健心(2年)がロングボールをはね返すなど、高さを生かしてチャンスを作らせない。36分にはFKのピンチをしのぐと、セカンドボールにも鋭く反応してカウンター。MF木下が抜け出して完全にフリーとなり、ハーフウェーラインを越えたところで飛び出してきたGK常藤の頭上を狙ったが、左に外れて2点目はならなかった。

 玉野光南は3分と表示された後半アディショナルタイム、DF赤木柾斗(3年)がエリア内にロングスローを投げ入れ、こぼれ球も蹴り込んで混戦状態からゴールをこじ開けようとする。その後に得た右CKからもゴール前の混戦が続き、最後はMF森虹太朗(2年)がエリア外から右足で狙ったが、左に外れて決まらず、そのまま岡山学芸館が逃げ切った。

 玉野光南は、後半に先制したもののラストプレーで追いつかれ、延長を経てPK戦で屈した今年のインターハイ予選準決勝に続く惜敗。やや不運な失点後も気持ちを奮い立たせてゴールを目指したが、わずかに及ばなかった。乙倉健二監督は「本当に気持ちが入っていて、出足も鋭かった。1年間の集大成と言ってもいいハイパフォーマンスの試合をやってくれた」と選手たちのプレーを称賛。「いつも選手には『どんな状況でも一歩前に踏み出す力を、高校サッカーで養おう』と話している。また明日から、前進あるのみです」と捲土重来を誓っていた。

 岡山学芸館は苦しみながらも勝利をつかみ、全国連覇への第一関門を突破した。1月の選手権初制覇の後、現在のチームは2月の新人戦で4位に終わり、プリンスリーグ中国でも序盤は苦しんだ。それでも徐々に調子を上げてインターハイ予選を突破し、プリンスリーグ中国では10チームのうち上位3チームが進出できるプレミアリーグ参入プレーオフへの進出を決めている。

 本番は前回王者として注目され、マークもされるはずだが、高原監督は「そんなに簡単にいくわけがない。とにかく一戦一戦です」と強調。昨年の優勝を経験しているGK平塚仁(3年)も「目標は連覇ですが、前回も目の前の相手に全力を尽くしたから優勝できた。今回も初戦から一戦必勝で勝ち上がりたい」と決意を新たにしていた。

(取材・文 石倉利英) ●第102回全国高校サッカー選手権特集

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