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[選手権]撃ち合い上等! 取られても取り返す! ラスト2分からの逆転劇で徳島科学技術が初の決勝進出:徳島

ゲキサカ / 2023年11月7日 14時35分

 こうなれば、流れは徳島科学技術。選手たちは80分で決着を付けるべく、どんどんゴール前に入っていく。そして、迎えた後半アディショナルタイム2分。失点に絡んだCBが大仕事をやってのける。左サイドに流れたボールを拾った扶川がゴール前に入れると、セットプレーの流れでそのままゴール前に残っていた松下が頭で合わせてネットを揺らした。

 僅か2分で完遂させた逆転劇。最後までリードを守り切った徳島科学技術にとって、選手権予選では初の決勝進出となる。昨夏に行われた地元・徳島のインターハイに第2代表として初めて全国大会に出場したが、冬の大舞台は未知の世界。そうした状況下でも怯むことなく戦って快進撃を続けているが、ただ勢いだけで勝ち上がってきたわけではない。

 徳島北高出身で高知大でインカレなどに出場した渡辺陸斗氏が今年からコーチに就任。主に戦術面を担当し、川越監督と二人三脚でチームを強化してきた。選手たちのキャラクターもより生きるようになり、攻撃の幅が広がった。フィジカル面でも川越監督の伝手で昔から徳島ヴォルティスの選手たちが通う接骨院にお世話になっており、準決勝の前も午前中に数名の選手を連れて来院。そこでケアをしてもらい、万全の状況を作ってコンディションを整えた。

 心・技・体。全てが揃ったことで初の決勝進出を手繰り寄せた。

「なんか抜けているところもあるけど、みんな気持ちが強い」とは扶川の言葉。逆境に晒されても跳ね返す力があったからこそ、大一番で今年一度も勝てていなかった鳴門にリベンジを果たせた。だが、ここで終わりではない。勢いに乗るダークホースは夏の県王者・徳島市立を倒し、学校の歴史に新たな1ページを書き記すつもりだ。

(取材・文 松尾祐希)●第102回全国高校サッカー選手権特集

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