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ここに来てチームは急成長…履正社が金光大阪を退けて4年連続の決勝進出!

ゲキサカ / 2023年11月6日 14時56分

 MF名願斗哉(現、川崎フロンターレ)、DF西坂斗和(現、徳島ヴォルティス)を擁した昨年は選手権で優勝候補にも挙げられた好チーム。下級生から試合に絡む選手はいたが、主力と言えるほどの存在はいなかった。指揮官はこう評する。「昨年、先輩たちの傍にいて乗っかっている子はいたけど、そこで一緒にやっていると言える子はいなかった」。

 良いプレーが続けば得点が生まれる一方、一つのミスが起きれば失点もある。負けないためにはミスをカバーする選手が必要だ。そうした勝負の大事なポイントは真剣勝負で身に付いていく。今年の代はプレミアでの戦いを通じて学ぶはずだったが、なかなか上手く行かない。しかし、負ければ終わりの選手権に入ってからは変化が見られつつある。「プレミアで負けが続いていて、このままでは選手権も負けると思っていた。選手権が始まるまでの間は練習からピリつかせて負けが続かないよう意識しました」(河野)。

「今年のチームは失点が多くて、課題と言われていた。この選手権では個人としてだけでなく、組織としてしっかり守備するのを大事にしてきた。プレスバックや、一人ひとりの距離を徹底できていると思う」と続けるのは6月以降、スタメンに定着したDF伊藤大成(2年)。この日は失点した物のゴール前で危ない場面があっても粘り強く対応する姿、チャンスを得点に繋げる姿が見られたのは大きい。

 平野監督は「勝ちに繋げていくために、目の前のワンプレーがどれだけ大切かが少し分かったんじゃないかな」と口にする。時間はかかったが、ようやく明るい兆しが見えてきた。全国行きを決めれば、大会までの1か月半で更に伸びていくだろう。成長を止めないためにも決勝でも履正社は白星を奪い取るつもりだ。

(取材・文 森田将義)●第102回全国高校サッカー選手権特集

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