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7年連続9度目の挑戦は0-9大敗。八戸学院野辺地西に立ちはだかる“山田の壁”…打倒絶対王者への道は“東北の壁”から「日常のレベルをプリンスリーグへ」

ゲキサカ / 2023年11月10日 4時5分

 八学野辺地西は今季、青森県リーグ1部を青森山田高3rdに続く2位で終えており、高円宮杯プリンスリーグ東北への参入戦プレーオフへの出場権を獲得。一つ上のカテゴリに挑む権利を有している。県内初制覇を果たした19年を含め、17年から5年連続(20年はコロナ禍で昇降格なし)で挑んできたが、一度も破れていない“東北の壁”へのチャレンジが12月に控えている。

 勝負どころの強さを身につけるため、大事なのは日常のレベルを上げること。三上監督は「我々としてはずっとチャレンジはしているもののあと一つ及ばず、また県リーグで戦うという年数が続いている中で、日常のレベルを東北のプリンスリーグに持っていきたい。その中で成長し、選手権につなげていくことが目標。早く上のレベルに上げて、日常をさらに高いレベルで過ごしながら、選手権で全国レベルのチームに対抗できる力を身につけていきたい」とプリンスリーグ昇格の重要性を見つめている。

 そうした成長ルートは県内で絶対的な地位を築き、全国トップの実績を上げるまでに至った青森山田も通った道だ。参入戦で引退試合を迎える3年生に対し、指揮官は「後輩たちに来年戦うリーグをもう一つ上げて卒業していってほしい」と要求。高木主将は「決勝で0-9という不甲斐ない結果のまま終われない。やっぱり3年生として、キャプテンとして、1〜2年生にプリンスリーグという舞台に立たせてあげたい。いまはその気持ちだけです」と力を込めた。

(取材・文 竹内達也)●第102回全国高校サッカー選手権特集

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