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昨年の勝点、順位超えへ、横浜FCユースがプレミアWEST5位浮上。3日後に選手権予選決勝の静岡学園は敗戦も前向きな戦い

ゲキサカ / 2023年11月11日 11時8分

 静岡学園は苦しい2点ビハインドとなったが、前半終盤に押し返して見せる。U-15日本代表MF山縣優翔(1年)が失わない力を発揮していたほか、トラップからテンポの速いスルーパス。また、左SB岩田琉唯(2年)がカットインから右足を振り抜く。この日は最後の局面で林や國枝にブロックされるシーンが多く、前半の公式記録上のシュート数はゼロだった。それでも後半、チーム内でさらにモチベーションを上げた静岡学園はシュート数を8まで伸ばす。

 後半7分、敵陣での奪い返しからFW大木悠羽(2年)が右中間でFKを獲得する。これをMF岡元和士(3年)が左足で狙うと、ボールはクロスバーをヒット。このこぼれを大村が右足で押し込み、1点差とした。

 後半の静岡学園は狭い相手DF間にもパスを通しに行くなど果敢に攻め、守備でも前へ。対する横浜FCユースは、小野監督が「いつもだったら通されない距離感とかをドリブルで運ばれて、そこを通してきたりして、後半後手後手というか、対応が難しくなったのはあります」と分析したように、ドリブル、パスで次々と仕掛けてくる相手の前に自陣で戦う時間が増えてしまう。

 また、横浜FCユースは追加点のチャンスを活かせなかった。19分、FW庄司啓太郎(2年)が相手CBと入れ替わって独走。だが、右足シュートは静岡学園GK中村のビッグセーブに阻まれた。21分にMF朝見友樹(2年)が右足で放った直接FKもバーをヒット。精度の高い攻撃でゴール前までボールを運んでいたものの、決め切ることができない。それでも、交代出場の右SB飯塚大地(3年)が1対1で強さを見せたほか、林やGK西方優太郎(3年)が要所で好守を続けるなど相手に2点目を許さない。

 一方、GK中村を中心に1点差を維持する静岡学園は、41分に主軸MF森崎澄晴(3年)ら3選手を同時投入。ギアを上げ、1点をもぎ取りに行く。後半の静岡学園は欠場した主力選手たちにも負けない動き。最後まで諦めずに2点目を目指し、あわやのシーンも作ったが、相手の集中した守りをこじ開けることはできなかった。

 川口監督は「もちろん、勝ち点3狙いに行って負けたんだけど、戦う姿勢を見せていたし、この子たちは(1-0で浜松開誠館高に勝った)準決勝を見て、準決勝の流れからさらに良い流れを作りたいと思ってやってくれた。やることはやったから、これが(決勝に)繋がったら良い」。この日は準決勝の先発組が帯同。チームメートたちの熱い戦いを3日後の勝利に結びつける。

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