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大手前高松が高松商を退け3年ぶり3回目の選手権出場!「ここがゴールではない」すでに視線は全国での躍進へ

ゲキサカ / 2023年11月12日 20時37分

 25分には左サイドから東山がロングスローをゴール前に展開。混戦から粘り強くゴールを狙ったが、得点には至らない。29分には右中間で得たFKをDF林勇仁(2年)がゴール前へ。こぼれ球から打ったMF糸瀬勇哲(3年)のシュートはDFに阻まれたが、FW山村音喜(3年)が左足で押し込み、均衡を崩した。

「セットプレーもデザインしてきた。いつもは金曜日にしか練習しないのですが、今週は水曜日から毎日練習して、ロングスローの配置まで拘ってきた。そこでチャンスが生まれたので良かったです」。増田が安堵の表情を浮かべたようにリスタートは準備してきた形。このゴールが決勝点となり、3年ぶりの全国行きを掴み取った。

 選手権への帰還を果たすため、今年の大手前高松が拘ってきたのが選手同士の距離感。これまでとは違って、飛び抜けたタレントがいないため、組織で戦うため選手同士が近距離でパスを繋ぐのが狙い。良い立ち位置が取れていてればミスが起きても、すぐ奪い返せるのも利点だ。プリンスリーグ四国が開幕した当初は良い距離感に立てていなかったが、夏以降は選手の理解が深まり、調子は上向き。後期に入ってから4勝1分1敗と白星が先行した状態で、選手権予選に挑めた。

 チームに確かな手応えを感じているため、選手は全国でどこまでできるか楽しみにしている。勝って満足している選手は一人もいない。「今は全国に行けて嬉しいけど、ここがゴールではない。自分たちは全国ベスト8という壁を乗り越えるために今までやってきた。今日は優勝の余韻に浸るけど、まだ明日から切り替えたい」。東山の言葉通り、すでに全国での躍進に目は向いている。

(取材・文 森田将義)●第102回全国高校サッカー選手権特集

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