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[MOM4545]栃木U-18FW村上竜規(3年)_ゴール前で輝く「栃木のドラゴン」。アカデミーの先輩・明本考浩に憧れるストライカーが3戦連発!

ゲキサカ / 2023年11月27日 19時3分

 後半に入ると、意地を見せた水戸ユースに同点ゴールを献上。ホームチームも最後まで攻める姿勢は打ち出したものの、スコアは1-1のままで終了。「多くのサポーターが来てくださって、後押ししてくれて、本当に良い環境でやらせてもらったのに、それでも勝ち切れなかったことはとても悔しいですけど。下を向かずに次の矢板戦に向けて良い準備をしていきたいと思います」と村上。リーグ最終戦となる次節の矢板中央高B戦に、2部優勝と1部昇格を懸けて挑むこととなった。


 3年目にして初めて挑戦したプリンスリーグ。シーズン前から「プリンス2部得点王を狙っていました」という村上は、ここまで12ゴール。得点ランキングでも2位に付けている。「常に監督からは『ゴールを意識しろ』という話がありますし、練習が終わった時にも同じフォワード陣同士でシュート練習もいっぱいしているからだと思います」というのがこのゴール量産に対する自己分析。仲間と切磋琢磨することで、得点感覚を養ってきた。

 前述したように利き足は左。参考にしている選手を問うと、即答で「ポジションは違いますけど明本(考浩)選手ですね」と返すあたりに、クラブ愛も滲む。ちなみに海外の選手でよく動画を見ているのはマンチェスター・シティのアーリング・ハーランド。やはり左利きの選手が気になるようだ。

 卒団後は大学へと進学予定。「大学でも1年生からスタートで出て活躍して、栃木SCに戻ってきて、得点を決めてチームを勝たせられるような、栃木SCをJ1に上げられる選手になりたいです」という目標も頼もしい。ただ、その前にこのチームで、この仲間と最後に戦う、“超重要”な1試合が残っている。

「この年代は去年からスタートだった選手が半分ぐらいいたので、良い経験をしてきたことが今年に生かされていると思います。でも、3年生だけじゃなくて、全員でキツい練習をしながら強くなってきたので、みんなで高め合っていけたからこそ、昇格まであと一歩まで来られたのかなと思いますし、しっかりワンチャンスをものにできるように、最後の試合に向けて頑張りたいです」。

 イメージはできている。自らの左足で相手のゴールを打ち破る姿を。3年生のために。後輩たちのために。そして、6年間の充実した時間を過ごしてきたクラブのために。栃木U-18が紡いできた2023年のロードマップに、この男が描き入れるべきは最後を飾る“竜の目”。ゴール前で輝く『栃木のドラゴン』。村上は新たな歴史を切り拓くため、勝負のラストマッチへ向けて鋭い牙を研ぎ続ける。



(取材・文 土屋雅史)

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