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2年連続で勝って流した悔し涙…プレミアWEST制覇に一歩届かなかった神戸U-18、“若いチーム”が示した確かな成長

ゲキサカ / 2023年12月4日 11時5分

 ノルマを達成したが、同じ頃に広島に勝ち越しとなる3点目が生まれてしまう。「試合終盤にベンチの方を見たら落ち込んでいるように見えたので、優勝は難しいのだと理解していた」(岩本)。それでも、最後まで諦めずに戦った神戸は45+3分にFW渡辺隼斗(1年)が5点目をたたき出し、5-0で勝利した。

 昨季も最終節まで優勝の可能性を残していたが、鳥栖に得失点差で及ばず2位。昨年超えを目指した今季も善戦は実らず2位でシーズンを終えた。神戸の選手からは大勝した喜びは見られず、試合後は坂本を筆頭に優勝できず悔し涙を流す選手がほとんど。安部雄大監督は「2年間もこんな僅差で優勝を逃すのは、メンタル的に辛い。もっと頑張りなさい、努力しなさいとサッカーの神様が言っていると思うしかない」と口にする。

 若いチームが逞しく成長した一方、「トータル的にチャンピンになる力がなかったと受け止めなければいけない」(安部監督)のも事実。特に、広島には前期後期ともに黒星を喫しており、連敗をしないチームにならなければ、あと一歩先へは踏み出せない。「1試合の大切さに気付かされた。1試合1試合にどれぐらいの気持ちを込められるか。来年は中心になって、もっとやっていきたい」と口にするのは濱崎だ。

 一方で、チームとしての基準は明らかに上がっている。「2年連続で優勝争いをして、昨年も勝って泣いている。今年も勝って泣いている。残留できて喜んでいるのではなく、優勝できなくて悔しがっている姿を見ると選手たちのマインドは2年間である程度変えることができた。来年のスタートは自然と“優勝するぞ”のマインドに入れるはず」(安部監督)。2年連続で流した悔し涙を無駄にしてはいけない。来年こそは笑顔でハッピーエンドを迎える準備を進めていく。

(取材・文 森田将義)●高円宮杯プレミアリーグ2023特集

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