1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

神戸弘陵がプリンスリーグ関西2部制覇で4冠達成。選手権は多彩な攻撃に加えて「どの相手とやっても隙なく」戦い、優勝を目指す

ゲキサカ / 2023年12月5日 21時33分

 神戸弘陵は夏以降、「(得意とするサイド攻撃だけでなく、)中央からの崩しとの使い分けができるようになって、攻撃のゴールのバリエーションが増えたと思います」(佐波)。相手の運動量も落ちた終盤、内と外を活用した攻撃で相手を苦しめ、セットプレーから再びゴールを奪った。

 後半43分、交代出場DF阪上聖恩(2年)のFKを同じく交代出場のMF藤本達真(2年)が合わせて同点に追いつく。さらに45分、こぼれ球を同じく交代出場のMF中邑蕾羽(2年)が決め、3-2で逆転勝ちした。引き分けた京都共栄を勝点1上回り、優勝。岡は「(優勝を意識するというよりも)『目の前の試合で勝つ』というところで、自分たちの持ち味を出してやり続けたら優勝できた。勝てたことプラス、優勝できたことはみんなのモチベーションにも繋がっていると思う。このまま良い流れで全国大会に行けたら良い」と語った。

 神戸弘陵はインターハイ初戦でV候補の青森山田高(青森)に1-3で敗戦。後半33分まで0-1で食らいつき、追加点を奪われた直後に1点を奪い返したが、惜敗に終わっている。岡が「『山田に負けたらしゃーない』、とは思っていなくて、優勝したかったら山田のような相手とも当たると思うんで、どの相手とやっても隙なくやっていかないといけない」と語ったように、自分たちの目標を達成するためにはプレミアリーグ上位の相手にも必ず勝たなければならないと考えている。

 今年はインターハイで青森山田と対戦したほか、フェスティバルで東福岡高(福岡)や米子北高(鳥取)と戦う機会に恵まれた。強敵相手に自分たちの通用したところや課題を実感し、それを伸ばすことに取り組みながら成長。選手権で有力校の一つに挙げられる神戸弘陵は、貴重な経験を活かして「自分らの代で全国優勝を目指したい」(北藤)。

 選手権はCゾーン。伝統校の仙台育英高(宮城)と初戦で当たるほか、前橋育英高(群馬)と神村学園高(鹿児島)のプレミアリーグ勢や、インターハイ優勝の明秀日立高(茨城)など同じ激戦区に入った。注目DFの岡は「勝った上で(左足など)自分の持ち味を出せたらと思うので、しっかりと後ろから声をかけて引っ張っていって、まず勝ち上がっていきたい」と意気込む。

 また、谷純一監督が「勝負どころで点を取れる選手になってきている」と評する佐波も、「1試合1点はマスト。悔いなく自分たちの力を最大限に発揮して、自分たちが目標にしているのは優勝なんで、そこを見据えて一戦一戦戦っていきたい」と力を込めた。強力アタッカー陣を中心に繰り出す多彩な攻撃に加え、隙のない戦いを続けて目標を達成する。

(取材・文 吉田太郎)

●高円宮杯プリンスリーグ2023特集

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください