1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

流通経済大、札幌大の堅守に苦戦も被シュート0でインカレ初戦突破! 近年の傾向に勝機?「甲府さんが天皇杯で優勝したり…」

ゲキサカ / 2023年12月7日 20時47分

 試合後、流経大の中野監督は「トーナメントの大会なので当然、理想的なことができて勝ち上がっていくのが一番いいけど、理想的なことができない、自分たちのペースにならない、逆に先制されてしまう、そういう状況でも勝ち上がるためにどうするかがトーナメント。別に僕はいつも延長でもいい、PK合戦でもいいんだよと言っている。サッカーは実力差がスコアに表れにくい競技だから、別にPK合戦でもなんでも勝ち進めることが大切というのがインカレ。だから2-0というのは初戦にしてはクリアできたのかなと思います」と手応えを口にした。

 さらには「逆に言うと僕らは1番、2番に期待されているチームじゃないから気楽ですよね。優勝候補の筆頭というわけではない。でもこういう時のほうが勝ち上がるかもしれないですよね」とニヤリ。「去年はヴァンフォーレ甲府さんが天皇杯で優勝したり、明秀日立がインターハイで優勝したり、今日負けてしまったけど富士大が総理大臣杯で優勝したり、ジュニアユース(昨年の高円宮杯)ではFC多摩が優勝したり、共通しているのは本命じゃないところが勝っていること」と勝機を見つめつつ、その理由を次のように分析した。

「指導者ライセンスがちゃんと全国に行き届いて、戦力が整っていなくても戦い方を知っている指導者が増えたのもある。また全国で小さい頃から良い指導をする人が多いから、技術のしっかりした選手が日本中にいるんですよ。どのエリアにもきちんとした選手がいる。JFAがしっかりやってきた指導者ライセンス制度がいろんなところに表れているからトーナメントが混戦状態になるんだと思います」

 この日の札幌大もまさにそうした積み重ねを感じさせる好チームだったが、したたかに勝ち切った流経大。中野監督は「リーグ戦はある程度実力の差は出やすいけど、トーナメントはこの大会で勢いをつけたチームが勝っちゃう。強いチームが勝つんじゃなくて、勝ったチームが強いんですよ。そうやって割り切ってやっていったらいいかなとミーティングでいつも言っています」と勝負にこだわる姿勢を強調した。

(取材・文 竹内達也)●第72回全日本大学選手権(インカレ)特集

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください