鹿児島城西が新潟U-18を退けプレーオフ初戦突破! 2回戦でも自分たちらしい戦いで未来を切り拓く
ゲキサカ / 2023年12月9日 13時45分
以降は新潟に押し込まれる展開を強いられたが、ボールを持たれるのは想定内。サイドチェンジを警戒しながら、ゴール前で粘り強く対応していく。警戒網を打ち破って、チャンスを作った新潟は13分にはMF小林章馬(3年)のクロスから、FW棚木靖斗(3年)がゴールを狙ったが、シュートはクロスバーをかすめる。15分にFW長谷川紡(3年)が放ったシュートもクロスバーに阻まれた。
試合終了間際にも安田の左クロスから右サイドの小林が決定機を迎えたが、シュートは左ポストに阻まれ、鹿児島城西が2-1で勝利。試合後、大竹は「相手陣地で回す時間帯が増えた中で、ゴールを決め切れなかったのは自分たちの力不足。シュートを打つ場面を増やせば、もっとチャンスが作れた」と悔しさを滲ませた。
今年の鹿児島城西はプレミアリーグ昇格が至上命題だ。県のライバルである神村学園高とは今季3度対戦。県の新人戦、九州新人では勝利したが、インターハイ予選の決勝では涙を飲んだ。敗れた原因は今年からプレミアリーグを戦う神村学園の成長。高校年代最高峰のリーグを戦うことでプレーの強度、スピードに格段に上がっていたという。「絶対にプレミアへと上がって、チームの価値を同じにしたい。神村らしさ、俺ららしさがある中、俺ららしさを一番上のレベルでできたら、俺ららしさにもっと拍車がかかる」(新田)。
選手の想いも同じだ。「プレミアを経験しているのと経験していないので強度の差が出てくる。来年も鹿児島城西に勝って欲しいので、自分たちの力でプレミアを戦っている神村学園との差を埋めていきたい」と内田は話す。チームの未来を切り拓くため、2回戦でも鹿児島城西らしく力強く白星をつかみ取る。
(取材・文 森田将義)●高円宮杯プレミアリーグ2023特集
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