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[新人戦]浜名が宿敵・藤枝東に雪辱勝利。公立の伝統校が静岡連覇に王手

ゲキサカ / 2024年1月30日 20時14分

 それでも、藤枝東は左利きのCB逢坂峻(2年)とCB村上からボールを正確に繋ぎ、後半に右から左サイドへ移行したMF藤井有志(2年)が鋭いドリブルを連発。1対1では止まらないような動きを見せていた。

 一方の浜名はサイドの攻防で後手に回る時間も長かったが、SHが献身的にプレスバックを続けるなど人数を掛けた守り。また、中央では運動量豊富なMF縣大翔(2年)が奪い返しやセカンドボールの回収で貢献し、「1人ずつ攻略していく」(内藤監督)攻撃に持ち込もうとする。その縣や野澤が中央でマークを外して相手を後退させると、そのスルーパスからMF鈴木恭慈(2年)らが決定的なシュートへ持ち込んでいく。

 藤枝東は25分、村上の縦パスから前を向いた湯山の右足シュートが右ポストをヒット。余裕のあるタッチで攻撃に係る柳川や泉が崩しに係わり、38分には藤井の突破から決定機を作り出す。だが、浜名DF陣がゴール前でシュートを連続ブロック。縣は「藤枝東は3年間ぐらいずっと負けていたんですよ。その先輩たちの分の借りが返せたし、結構自信には繋がったと思います」と微笑む。勝利への執念と粘り強さも発揮した浜名が、藤枝東を乗り越えた。

「こういう試合をたくさんやりたいなと思っていたので凄く、嬉しいです」と浜名・内藤監督。チームは昨年12月の参入戦を突破し、今年は15年ぶりにプリンスリーグ東海へ復帰する。そのシーズン前に同じプリンスリーグ勢の藤枝東やプレミアリーグ所属の静岡学園と対戦し、スピード感や強度を体感できるのは大きい。
 
 ただし、スタッフ、選手たちに満足感はない。野澤は「やっぱりこういう試合でも自分たちのサッカーっていうのを出していかないといけないと思うんで、そこはここからの課題です」。決勝は昨年勝利している静岡学園との再戦だ。内藤監督は「待って、受けてっていう戦い方は嫌なので、ブロック敷くとか、そういうのはもう一切するつもりないので、前から行って行ってってことを行き続けられるかどうか」と引かずに前へ出て戦う考え。そして、距離感良く、より多くのパスを繫いでゴールを奪い、再び勝つ。

(取材・文 吉田太郎)

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