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[新人戦]準決勝から先発総入れ替えの決勝も4発勝利。選手層の底上げにもトライした尚志が2年ぶりに東北制覇

ゲキサカ / 2024年1月30日 18時1分

 一方、帝京安積の小田晃監督はハーフタイムに檄。「『これでいいの?』っていう話ですよね。『もったいなくない?』『次の35分、どうする』っていう。『もっと戦わなきゃいけないし、もっと守備粘り強くやらないとゲームになんねえだろ』『何のためのゲームなんだ』っていうことをちょっと訴えかけました」と振り返る。

 準決勝からメンバーを入れ替えた尚志に対し、帝京安積は2試合連続で出場。小田監督は「やる前から彼らの中で逃げ道があったというか、頑張り切れないかもしれない、どうしようみたいなものをごまかしてやってるから、やっぱりそうなるなって思います」と指摘する。それでも、檄に奮起した帝京安積が後半に巻き返す。

 後半、2選手を入れ替えた帝京安積は2分、相手の連係ミスを突いたMF滝沢涼介(2年)が追撃ゴール。さらに8分、右サイドを突破したMF阿久津雄大(1年)のラストパスからFW白坂晴人(2年)が2試合連続となるゴールを決めた。

 前半のみで千住が交代していた尚志は、後半も決定的なチャンスを作るものの、それを活かすことができない。交代出場FW臼井蒼悟(1年)の決定的なシュートが気迫十分の交代出場CB利根川行雲(1年)やGK村上斗粋(2年)の好守に阻まれてしまう。帝京安積は藤沼やMF仲大和(2年)が運動量を増やし、白坂らが3点目を狙って攻撃。だが、21分、抜け出した尚志FW関口をGK村上がファウルで止めてしまい、退場してしまう。10人になった後も最後まで諦めずに戦ったものの、次の1点を奪うことはできなかった。

 尚志にとっては自信なる優勝だ。現1、2年生は攻守に強力な陣容だった3年生たちからポジションを奪うことができなかったが、その悔しさをバネにトレーニングを重ねてきた。新チームの攻撃の柱を担うMF大内完介(2年)は「自分たちは反骨心みたいなものを持ってやってるから、ここの東北新人も取れたと思うし、しかも、その前評判みたいなのがない分、やっぱ自分たちは浮かれたりもしないと思うんで、しっかりチャレンジャー精神っていうか、そういうのを忘れないチームでこのまま行けたら良い」。また、10番MF高橋響希(2年)も「(目標は周囲の低評価を)上回って、全国優勝ですね。まずはプレミアリーグでしっかり勝てるように、このあと2か月しっかりトレーニングしたいです」と力を込めた。目標達成のためには課題の守備面をはじめ、まだまだ強化が必要。地元・福島開催のインターハイ、選手権での日本一やプレミアリーグで活躍するために、トレーニングから切磋琢磨して力を磨く。
前半7分、FW千住澪央の先制ゴールを喜ぶ
前半18分、MF田上真大が決めて2-0
(取材・文 吉田太郎)

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