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今季成績は他の監督なら解任と認めるも…バルセロナ会長がシャビの退任表明に「驚いた」

ゲキサカ / 2024年2月6日 11時58分

ジョアン・ラポルタ会長がシャビ・エルナンデス監督について言及

 バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は監督がシャビ・エルナンデスでなければ解任していたと明かし、シーズン終了前に解任することはないと改めて明言した。スペイン『マルカ』が報じている。

 昨季にバルセロナをラ・リーガ優勝へと導いたシャビ監督は、先月27日にホームで行われた第22節ビジャレアル戦で3-5の敗戦を喫した後、今年6月での退任を発表した。

 今季はすでにスペインスーパーカップとコパ・デル・レイのタイトル獲得が消滅し、ラ・リーガでは首位レアル・マドリーと8ポイント差の3位と厳しい状況。一方、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)では昨季のグループリーグ敗退の雪辱を果たし、ラウンド16に進出している。

 ラポルタ会長は『RAC1』のインタビューでシャビ監督の解任を検討したことがあるかと質問され、「考えたことは一度もない」と回答。ただ、別の監督での成績なら「受け入れられなかった」とも認めた。シャビ監督に退任の意思を伝えられた際の様子を次のように説明している。

「(敗れた)ビジャレアル戦後、私がドレッシングルームに行った時、彼は私に(退任すると)言ったんだ。予想していなかったので驚いたよ」

 シャビ監督は退任の理由としてマスコミからの不当な扱いを挙げ、自分たちの功績が認められていないと苦悩を打ち明けていた。

「彼は正直な人間で、絶対的な威厳を持ち、バルセロナを愛している。彼が私にこう言った時、私は彼がそれ(退任)について考えていたこと、大きなプレッシャーにさらされていたこと、選手と自分自身を解放するのが最善だと考えていたことが分かった。それがクラブにとっても良いことだとね」

「彼は私に『辞任するが、今季終了までは続けることを提案する。その後の1年は諦める』と言ったんだ。彼はとても信念を持って話してくれた」

 シャビ監督の後任探しについては、スポーツディレクター(SD)のデコ氏に一任しているという。仮にシャビ監督がシーズン途中で退任していた場合は、バルセロナBを率いるラファエル・マルケス監督が引き継ぐ可能性もあったようだ。

「彼(マルケス)は除外されたわけではないし、非常に良い実績を持っている。それは彼にとって財産だ。だから、緊急事態に備えていたと言えば、そういうことだ」

 ラポルタ会長は今季を全うすると決めたシャビ監督に対し、「彼はやる気満々だし、全力を尽くすと言っている。私はそれを信じている」と信頼を強調した。
●ラ・リーガ2023-24特集

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