1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[新人戦]神村学園がプレミア勢対決を制し、12年ぶりの九州制覇。FW名和田我空「3冠に向けて、まずはプレミアまでにレベルアップしたい」

ゲキサカ / 2024年2月21日 14時33分

 神村学園は後半8分にU-17日本高校選抜候補DF鈴木悠仁主将(2年)をボランチに投入。怪我の影響でベンチスタートとなった主将が中盤に強度と高さを加える。15分には鈴木のインターセプトから名和田が繫いで日高がシュート。対する大津は嶋本の突破やパス、またサイドからの崩しによってゴール前のシーンを作り出し、山下や畑がシュートを放つ。

 大津がボールを保持しながら押し込む時間を増加。だが、神村学園はMF吉田唯竜(2年)が豊富な運動量で貢献する。また、最終ラインでは右SB友利楓樹(2年)や中野が身体を投げ出し、ゴール前に入ってくるボールを封じていた。

 大津の山城朋大監督は「1つの立ち位置のズレとかで外せるとは思ってたんですけど、思いのほか、(神村学園の守りが)しつこいし、一人ひとりが強い。チャンスは作れていたけれど、そこの決め切る力が相手にあって、こっちにはなかった」。神村学園は前がかりに攻めてくる相手の背後を狙って攻め返し、CKから中野がヘッド。35分には日高の左足シュートがクロスバーを叩く。追加点を奪えなかったものの、無失点のまま試合終了。いずれもU-17日本高校選抜候補のDF新垣陽盛(2年)とMF福島和毅(1年)が欠場したものの、強敵に勝利した。

 神村学園の有村圭一郎監督は「後ろがちょっとずつ良くなってきてて、失点しないような状況は頑張って作ってたんで、そういうのはちょっと収穫だったと思います」と評価。一方で、大津に比べ、突破したり、クロスを連発したり、ラストの局面で質を発揮するような、個で勝負する力が不足していることを指摘していた。

 選手権などで活躍し、周囲から評価されている選手が多いが、「何か覚醒したような選手がいるわけじゃない」。そして、「(これから)もうちょっとやれていいんじゃないっていうやつらが覚醒して、ちょっと止めにくいよね、っていうようなチームになるようなコンセプトを持って、やりたいなっていう風に思っています」と語った。

 選手たちもよりレベルアップすることを誓う。名和田は「(優勝は)本当、みんな自信になってると思います。今年は出てた選手もいたんですけど、技術がまだまだ足りないってことはみんな分かっているので、そういう面では真剣に向き合って、誰も満足してる選手はいないので、自分たちの大きな目標の3冠に向けて、まずはプレミアまでにレベルアップしたいなって思います」と力を込めた。

 また、主将の鈴木も「レベルの高いところで優勝できたのは、自分たちにとってプラスなんですけど、ここで満足していたら全国のレベルはもっともっと高いと思うので、やっぱり全国で日本一を取らないと今年はほんとに意味がないって思ってるので、ここに満足することなく、課題がこの大会で出たと思ってるので、そこを詰めていきたいなと思います」と引き締めた。ポテンシャルの高さを見せた神村学園は貪欲に課題改善や個のレベルアップに取り組み、目標に近づく。

(取材・文 吉田太郎)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください