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[デンチャレ]日本高校選抜DF塩川桜道(流経大柏)が大学生相手に存在感ある動き。目標の流経大CBと対戦し、「追い越したい」

ゲキサカ / 2024年2月28日 23時15分

日本高校選抜のDF塩川桜道(流通経済大柏高3年→流通経済大)は大学生相手にスケール感大きな動き

[2.28 デンチャレ 関東選抜A 1-0 日本高校選抜]

 大学トッププレーヤーたちの中で、遜色のない動きを見せている。日本高校選抜のDF塩川桜道(流通経済大柏高3年→流通経済大)は、東北選抜との初戦でボランチとしてプレーし、攻守両面で存在感。迫力のある動きでボールを奪い、ゴールに近い位置でアイディアやテクニックも発揮していた。

 ベンチスタートとなった関東選抜A戦も後半23分からボランチとして出場。すぐに前線へポジションを移すと、グラウンダーのボールを収め、ハイボールで競り勝つ強さも見せていた。

「(評価されるのは嬉しいが、)自分的には全然満足してないんで。風もあってか、流れ的にも蹴り合いになっちゃっていたから、自分のところに来たら収めるって感じはできてたんですけど、回数を増やしたら良かったなっていうのはあります」。そして、「ひっくり返してやろうって気持ちでいたんですけど点、取れなかったんで、悔しいです」と首を振った。

 悔しい敗戦となったが、185cmの大器は貴重な経験を重ねている。この日は、進路である流通経済大の先輩で、憧れの存在でもあるU-22日本代表CB根本健太(3年=東京学館高)と戦うことができた。「(関東選抜Aは)根本さんもいて、やってみたかったんで。この関東のトップレベルの大学生とどれぐらいやれるかなっていうのは、自分の中でもやってみたかった」。健闘したものの、結果は敗戦。根本のプレーを見て、体感し、「追い越したい」という思いは強くなったようだ。

「ベンチから見てたら、安定感が高い。ヘディングとかも見てて、やっぱエグいなと思ったんですけど、自分もああなりたいですし、あの人を追い越したいっていう気持ちはもちろんあります」。試合後、取材エリアにいた根本に挨拶。圧倒的な力を見せていた先輩から学び、先輩以上に飛び抜けた存在になる。

 大学サッカーでの挑戦は、もう始まっている。日本高校選抜は大学生と練習試合を重ね、2月中旬には流通経済大とも対戦。塩川はボランチ、CBとしてプレーし、ボール奪取や攻め上がりでもスタッフや先輩たちにアピールしていた。「自分もやっぱり大学サッカーで勝負して、プロ行きたいんで。常に大学生の基準を上回ってやろうっていう気持ちでやってるんで、(相手が流経大だと)余計、気合入ります」。がむしゃらに動き回ったことで発揮できた良さがある一方、ボランチとしてボールを受けることも、キックの精度もまだまだだと実感した。

 課題を改善し、マルチな才能もより進化させる意気込みだ。流経大戦で一番手応えを感じたというCB含めて、ボランチ、FWも「全部ポジションできたらいいなと思っています」。デンソーカップチャレンジの残り2試合も目標とする姿に近づくための機会にする。

「強度を落とさず、自分の良さをしっかり出して、チームとしても、高校選抜のチーム力も見せつけて、個人としてももっとアピールして、いい結果を出せるように頑張っていきたい」。成長するための課題を一つでも多く見つけて、デンソーカップチャレンジを終える。

(取材・文 吉田太郎)

●第38回デンソーカップチャレンジサッカー福島大会特集

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