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ジャメ4発劇を引き立てた磐田ルーキー右SB植村洋斗、本職ボランチの対人守備&毎熊イメージの攻撃力で台頭、U-23代表滑り込みへ

ゲキサカ / 2024年3月4日 18時12分

 開幕節では昨シーズン王者・ヴィッセル神戸に0-2と完敗。植村は開幕スタメンを飾ったが、チームとともにJ1の洗礼を受けた。「神戸戦はJ1で戦う基準になった。(J1に)早く適応していくために、開幕戦でヴィッセルとやれたことはよかった。それが今日の勝ちにつながった」。植村は開幕節ではスタミナ切れで後半35分に途中交代。2試合目ではフル出場し、ピッチで勝利を見届けた。

 早稲田大3年の7月、植村は2年後の磐田加入を決断。23シーズンには特別指定選手としてルヴァンカップでデビューした。大学時代の主戦場はボランチで、お手本は遠藤保仁。ジャーメインのPK獲得につながるロングスルーパスも「ボールを運んだときにあそこのコースが見えた。元はボランチなので、それが生きた」とパス精度には胸を張る。

 ボランチから一転、磐田では右SBとして2試合をプレーしている。ボランチのゲームメイク力を生かしながら、右サイドからの攻撃も研鑽を続ける。「試合前は毎熊(晟矢/C大阪)選手のプレーを見てイメージをつけている」。新たなお手本を取り入れ、自身のSB像も少しずつ築いているという。

「SBなら90分間で攻撃も守備ももっとやっていかないといけない。まずは1対1のところで絶対に負けない。そのうえで攻撃でもっとゴール前に関わっていくようなプレーをしないと上に行けない。そこをこれから意識してやっていければ」

 2001年8月生まれの植村はパリオリンピックを目指す世代だ。U-23日本代表は3月に2試合の国際親善試合、4月にはカタールでパリ五輪アジア最終予選を兼ねるU23アジアカップも控えており、“旬”の選手に重きを置く大岩剛監督体制に招集される可能性もゼロではない。

 それでも植村は自身の立ち位置に冷静。「まずはジュビロで試合に出続けること。出続けた結果、あのメンバーに入れればいい」。昇格組の躍進とともに、さらなる活躍を目指すつもりだ。
#川崎F磐田 PickUpPlay後半31分#植村洋斗 選手の鋭いスルーパスから#ジャーメイン良 選手が抜け出し、4点目に繋がるPK獲得#ジュビロ磐田 #jubilo pic.twitter.com/T9lFCFgFHE— ジュビロ磐田 (@Jubiloiwata_YFC) March 1, 2024
(取材・文 石川祐介)
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