[J-VILLAGE CUP U-18]速くて、強くて、空中戦も得意。履正社DF伊藤大成は「しかもキャプテンシーもあって」相手の嫌がるCBへ
ゲキサカ / 2024年3月21日 12時9分
[3.17 J-VILLAGE CUP U-18 尚志高 5-1 履正社高 Jヴィレッジ全天候型練習場]
ミスや連続失点によって崩れて敗れたが、随所でポテンシャルの高さを示していた。履正社高(大阪)DF伊藤大成(2年=H&A FC Jrユース出身)は身長180cmほどと特別な高さこそないものの、「フィジカルの部分を活かしたヘディングや対人、カバーっていう守備全般のところを武器にしています。一番は自分、スピードが武器なんで、結構広い守備範囲で対応できるかなと思います」というCBだ。
強豪・履正社で昨春から先発に定着。スピードは、チームメートでU-17日本高校選抜の快足MF木村有磨(2年)と比べても負けないレベルだという。J-VILLAGE CUP U-18の尚志高(福島)戦では対人の強さを発揮。仕掛けてくる相手選手から一発でボールを奪い取っていた。
強豪チーム相手でもヘディングなど守備能力の高さを発揮。だが、本人は自分のミスから失点したこと、悪い流れを止められなかったことを悔しがる。「対人の部分では負けたなっていうのはなかったんですけど、やっぱりミスだったり、ちょっと甘さが出たので。自分も今日悪くなかったんですけど、良いパフォーマンスの時にそれをちゃんと続けることが大事なんで。そこは悔しいです」と首を振った。
また、ビルドアップの部分でもより、自分を成長させなければならない。だが、22年W杯日本代表のFW町野修斗(現ホルシュタイン・キール)や21年東京五輪日本代表のFW林大地(現ニュルンベルク)らを育てた平野直樹監督も「なかなかレベルが高いんじゃないかなと思う」と期待するように、楽しみな存在であることは間違いない。取り組みへの姿勢については、指揮官も評価。本人は向上心を持って自分をレベルアップさせている。
「(課題を改善し、)守備の部分はしっかり武器活かして、誰にも負けないように。それを目標にしていきたい。サイズが自分、そんなにある訳じゃないんで、それで言うと、セルヒオ・ラモス選手やったり、カンナバーロ選手のようにちっさくても、速く、高くて、強くて、しかもキャプテンシーもあって、チームをまとめてっていう、ああいうCBが相手にいたら嫌だと思うんで、目標にします」
今年はMF仲井陽琉(2年)、FW佐藤桧斗(2年)とともに3人制のキャプテンの一人を担う。「今年、一番の目標は選手権とインターハイ2冠と、プレミア(リーグ)昇格っていうところ目標にやっています。今の取り組みだと正直厳しいところもあるんで、開幕まで2週間ぐらいしかないんですけど、ここでしっかりチームが一丸となって、しっかり開幕に迎えて、リーグ戦でもいい結果出して、インターハイにいい弾みつけれるように。そこはまた自分が中心になって、チーム作りしていきたいです」と意気込んだ。
個人としては、今回入れなかった高校選抜に入ることが目標だ。「自分の中で去年目標にしていたのがここの高校選抜のところだったんで。でも、全国にも行けず、高校選抜にも行けなかったんで、今年のまず目標としては、来年の高校選抜に入って、デンソー(カップチャレンジに)出て、しっかりドイツで戦って、海外の選手とどこまでやれるかっていうのも自分で知りたいですし、そこを目標にやっていきたい」と誓った。Jクラブも注目するMF木村同様に楽しみなストッパーは、チームを1年でプレミアリーグへ復帰させ、全国舞台で輝く。
(取材・文 吉田太郎)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
MF石井陽主将「もっと全員が重く捉えなきゃいけない」。惜敗で開幕2連敗の前橋育英はより求め合って、修正して次節へ
ゲキサカ / 2024年4月17日 11時14分
-
市船で選手権、インハイ日本一の朝岡新監督就任。県立のふたば未来学園が福島県、JFAと連携し、トップアスリート育成と「魅力のある」チームに
ゲキサカ / 2024年4月11日 7時0分
-
揺るがぬ基準はアルゼンチンの新星にスペインの俊英。川崎F U-18DF土屋櫂大が纏い始めている守備者としての圧倒的存在感
ゲキサカ / 2024年4月9日 19時25分
-
「ロス五輪への推薦状」第14回:センターバックとしての完成度が向上。大津の190cmDF五嶋夏生がプロ、年代別代表入りへ挑戦
ゲキサカ / 2024年4月2日 23時6分
-
「スピードで相手を翻弄できる」高川学園FW行友祐翔が右サイドバックとして攻守両面で躍動。欧州挑戦中の兄に近づく
ゲキサカ / 2024年4月2日 10時22分
ランキング
-
1大谷翔平がMLB日本人通算HR記録を更新 それでも超えられない「ゴジラ松井」という高い壁
NEWSポストセブン / 2024年4月23日 17時30分
-
2「衝撃的で恥ずかしい夜」 大谷翔平7号で敵地紙が赤っ恥、ブーイング消され「今季最悪の試合」
THE ANSWER / 2024年4月27日 11時27分
-
3横綱照ノ富士の憂鬱…辞めるに辞められず、後進育てつつ騙し騙し土俵に立ち続ける重責
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月27日 8時0分
-
4大谷翔平 先制7号ソロ!“因縁の地”大ブーイング黙らせた 日本生まれド軍最多本塁打記録で指揮官に並ぶ
スポニチアネックス / 2024年4月27日 8時12分
-
5C大阪VS横浜FM、試合中倒れた急病人の意識は確認 チーム医師らが客席に駆け付け対応→救急車で搬送
FOOTBALL ZONE / 2024年4月27日 17時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください