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“雑草”青森山田が自信に繋がる1勝!プレミアEAST開幕戦で市立船橋に2-0勝利!

ゲキサカ / 2024年4月6日 23時59分

前半14分、先制点を決めた{{c|青森山田高}MF川口遼己(23番)や左SB小沼蒼珠(5番)がゴールを喜ぶ

[4.6 プレミアリーグEAST第1節 市立船橋高 0-2 青森山田高 千葉県フットボールセンター]

 新生・青森山田にとって、自信となる1勝だ。“高校年代最高峰のリーグ戦”高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2024 EASTが6日、開幕した。昨年度優勝の青森山田高(青森)がアウェーで市立船橋高(千葉)と対戦。MF川口遼己(3年)とFW大沢悠真(3年)のゴールによって2-0で勝った。

 青森山田の正木昌宣監督は、試合直後のフラッシュインタビューを終えると、クールダウンをする選手たちの下へ歩み寄り、一人ひとりとがっちり握手をしていた。そして、「今年、『オマエたちは雑草だ』って言ってるんで。雑草魂で不安と戦ってた部分でいくと、この勝ちっていうのは自信に繋がるので、大きいかなと思います」と微笑んだ。

 青森山田は23年度にプレミアリーグと選手権の2冠を獲得した。だが、主力の大半が卒業。新チームは1月の東北高校新人大会準決勝で敗れ、春遠征の1か月間も思うような結果を残すことができなかった。「彼らは多分、『オレら、大丈夫かな』っていう不安の中で戦っていた」と指揮官。まだ昨年のように、多彩な戦いをができるようなチームではない。それでも、この日は立ち上がりから相手を押し込むことやゴールを隠す守備、シュートを打たせない守備を徹底するなど、今、自分たちにできることをやり切って18年から続いている開幕勝利を継続した。

 両校は1月の全国高校選手権準決勝で対戦。青森山田が1-1からのPK戦を制している。因縁の再戦は序盤、青森山田が前からの攻守でプッシュ。3月のサニックス杯では押し込みながらも不用意な失点をすることが多かったため、「整理しながら飲み込む形」(正木監督)で危なげなく試合を進めた。

 そして、MF小山田蓮(2年)のドリブルシュートやセットプレーから相手ゴールを脅かすと14分、選手権優勝メンバーのU-17日本高校選抜候補左SB小沼蒼珠(3年)がロングスロー。混戦から小さなクリアを川口が右足ダイレクトで狙う。グラウンダーの一撃は、ゴール前を抜けてそのままゴールイン。指揮官の“直感”で急遽先発起用されたという小柄なMFのゴールで、青森山田が先制した。

 リードされた市立船橋はボールを大事に保持しながら、ポゼッションして反撃。19分にはCB岡部タリクカナイ颯斗(3年)が縦パスを差し込み、前を向いたFW伊丹俊元(3年)が左足を振り抜く。ボールを保持しながら、CB鶴岡寿咲(3年)と岡部の両DFがMF峯野倖(3年)らへグラウンダーの縦パス。市立船橋は昨年のインターハイ以来との公式戦出場となった峯野がボールキープ、ターン、セカンドボール回収と一際目立つ動きを見せていた。強度の高い攻防の中で、DFラインが良く踏ん張り、中盤でも優位性を保つ。すると、31分には伊丹の左FKから岡部が決定的なシュート。だが、青森山田GK磯村颯(3年)が阻止する。

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