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目標は「全冠」。個性活かした攻撃と我慢強さも見せた流経大柏が尚志を下し、プレミアEAST開幕戦勝利

ゲキサカ / 2024年4月8日 12時0分

前半26分、流通経済大柏高が先制点。CKでオウンゴールを誘発した10番MF柚木創中心に喜ぶ

[4.7 プレミアリーグEAST第1節 流通経済大柏高 1-0 尚志高 流通経済大柏高G]

「全冠」を掲げる流経大柏が強豪校対決を制す――。7日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 EAST第1節で昨年度6位の流通経済大柏高(千葉)と同2位の尚志高(福島)が対戦。ホームの流経大柏が1-0で勝った。

 前半のシュート数は15対4だった。流経大柏はゲーム主将のCB奈須琉世(3年)とCB富樫龍暉(3年)の両DF、1ボランチのMF稲田斗毅(3年)を除くとアタッカーが並ぶようなメンバー構成。榎本雅大監督が「亀田、堀川、柚木……この辺はもう経験もあるし、やっぱ彼らの良さがボールを運べるところ。そこはもう最大限に活かしていきたい」というように、U-17日本高校選抜MF柚木創(3年)やMF亀田歩夢(3年)、左SB堀川由幹(3年)、MF昇純希(2年)という技巧派たちが、個でボールを運ぶ力を発揮する。

 指揮官が「うるさく言う」のは、攻撃から守備への切り替えスピードなどわずか。「(今年は)これだけ個が強い。やっぱり選手たちが思いっ切りやれる、そういう環境を提供していく」というように、攻撃に関しては形にハメることなく選手たちの発想に任せているのだという。

 前半は流経大柏がその個性を活かした攻撃や「エノさん(榎本監督)も言ってましたけど、やっぱり出足のスピードとか、ほんとに他のチームとかはないようなものがあって、そこが他と違うベースがある」(奈須)という強みを発揮する。開始直後にFW葛西亮太(3年)が抜け出しから右足ボレーシュート。その後もスキルの高い選手たちが個の力でボールを運び、右SB松本果成(3年)のダイナミックな攻め上がりも活用して相手にプレッシャーをかけた。

 対する尚志は、10番MF高橋響希(3年)がボランチの位置から相手DF間のスペースを巧みに突いて攻め上がる。積極的にボールに係る高橋やU-17日本高校選抜MF大内完介(3年)がボールを運び、セットプレーやU-17日本高校選抜候補FW矢崎レイス(3年)のDF背後を狙う動きでチャンスも。流経大柏は押し返される時間帯があったものの、GK加藤慶太(3年)の好セーブなどで凌ぎ、26分に先制点を奪った。

 柚木のシュートで左CKを獲得。これをキッカーの柚木が右足でゴールエリアへ蹴り込むと、相手DFに当たったボールがゴールに吸い込まれた。流経大柏は奈須が「密集させているところから柚木とか(稲田)斗毅が展開してくれて、上手く逃がせたっていうのが大きかったです」と語ったように、相手のプレスを受けても巧みに攻略。尚志は前半、なかなか取りどころが定まらず、またボールを奪っても相手の鋭い守備の前に精度を欠いてロストする回数が増えてしまう。

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