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[MOM4659]流通経済大柏MF稲田斗毅(3年)_「1枚で68m全部守れるぐらいの自信はある」ボランチが奪い返しと運動量で開幕勝利に貢献

ゲキサカ / 2024年4月8日 11時4分

流通経済大柏高MF稲田斗毅(3年=FC KASUKABE U-15出身)はセカンドボールの回収や奪い返しで貢献

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.7 プレミアリーグEAST第1節 流通経済大柏高 1-0 尚志高 流通経済大柏高G]

 1-0で開幕戦勝利。流通経済大柏高(千葉)の榎本雅大監督は「運動量が凄い。(チームが)中盤でこれだけボール持っちゃうんで、奪われた後に奪い返しはやっぱいるのといないのとでは全然違いますね」とMF稲田斗毅(3年=FC KASUKABE U-15出身)のプレーを称賛した。

 稲田は中盤の底の位置でプレミアリーグ初先発。「(榎本)監督にも言われているように、(多くのチームが)2枚で守るところを自分は1枚で(ピッチの横幅)68m全部守れるぐらいの自信はある」というMFは、広範囲に走り回り、相手の攻撃の芽を摘んでいた。

「(今年のチームは)前で上手い選手が多いんで。自分は行きたい部分もあるんですけど、そこはチームの勝利を第一に考えてるんで。自分は守備とか運動量が持ち味なんで、そこを最大限に出そうとやりました」

 流経大柏は2人のCBと稲田を除くと、両SBを含めて攻撃的な選手が並ぶ。SBの攻め上がる回数も多い中、稲田はそのケアや尚志高(福島)のエースFW矢崎レイス(3年)の対応も意識しながらプレーしていた。そして、「今の選手で言うと、遠藤航選手とか意識して、フィフティ・フィフティのボールとか出足の部分とか絶対に負けない自信あります」という強みを発揮。タックルを決め、セカンドボールを回収し続けた。

 これまで、プレミアリーグでの出場は交代出場の1試合のみ。「(初先発で)最初はやっぱり緊張しましたけど、やってくうちに『自分も結構やれるな』っていう自信がついたというか、やれたんで。それで、応援もしてくれたんで、そのお陰でもう最後の方は緊張せずに自信を持ってできました」。試合開始前から雰囲気を作り出してくれた仲間たちに感謝していた。

 前半は、ビルドアップで相手のプレスを攻略する点でもチームに貢献。本人も「手応えがありました」と振り返るパフォーマンスだった。元々、走ることが得意だった訳では無い。「中3の時に(FC KASUKABE U-15で)キャプテンやらせてもらって、そこで元々自分、もう前に行きたくて仕方なかったんですけど、中学の時に『チームのために』っていうのが出てきて、そこからも献身的に走るようになりました」という。攻めたいという気持ちと、責任感が身体を突き動かし、走り続ける中でそれを武器に変えてきた。

 目標はリバプールの日本代表MF遠藤航だ。「プレミアリーグのリバプールで、あれだけの活躍ができてるのはほんと凄いと思いますし、自分もそれを目指していかないといけないと思います」。超攻撃的なスタイルの流経大柏を支えるボランチが、誰よりも走ってチームに白星をもたらす。



(取材・文 吉田太郎)

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