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矢板中央GK藤間オタビオ広希がファインセーブ連発。安定感と「尖った」武器を身に着けて飛躍へ

ゲキサカ / 2024年4月8日 21時0分

矢板中央高のU-17日本高校選抜候補GK藤間オタビオ広希(3年=AC等々力出身)は好セーブを連発した

[4.7 プリンスリーグ関東1部第1節 帝京高 2-4 矢板中央高 帝京科学大学千住総合グラウンド]

 矢板中央高(栃木)がプリンスリーグ関東1部開幕戦を白星。伝統の堅守を発揮したチームの中で、U-17日本高校選抜候補GK藤間オタビオ広希(3年=AC等々力出身)の活躍が光った。

 登録の183cm以上に大きく映る守護神は、前後半ともにファインセーブ。特に守勢が続いていた後半の2本は、素晴らしい反応だった。帝京高(東京)はゴール前で細かく繋いでくるため、シュートを打ってくるタイミングが分かりづらかったという。それでも、集中力を維持。咄嗟の反応でシュートを止め続けたことが味方の4ゴールに結びついた。

「いつも練習でやっている通りのことできました。(悪い時は)読みとかちょっと入っちゃって上手く止めれない部分もあったんですけど、今日は純粋にボールに反応できた」と藤間。チームを救う活躍だった。

 24年U-17日本高校選抜も指導した木村大地GKコーチの影響で穴の少ない守護神になってきた。「去年より安定感とか、止めれるシュートの幅が広がってきたり、あとはチャレンジするところを上手くチャレンジして、相手が嫌がるようなプレーができていると思います」と成長を実感。木村GKコーチの下で日常から次のステージを意識した指導を受け、着実に進化することができているようだ。

 木村GKコーチは「何でもできる選手を作りつつ、ストロングを、何か尖ったものを作ってあげたい」。県新人戦決勝で勝利に貢献したGK金沢楓(2年)らとの競争で危機感を植え付けられながら、メンタル面も少しずつ変化。これから肉体面や球際の強化を行いつつ、自信を持っているキックやシュートセーブ、PAでチャレンジする部分などを絶対の武器にしていく。

 U-17日本高校選抜候補としての活動も刺激になったようだ。1月の選考合宿では選手権でも活躍したGKギマラエス・ニコラス(市立船橋高/3年)やGK佐々木智太郎(昌平高/3年)、GK早川ウワブライト(日体大柏高/3年)と競争。「やっぱり他のキーパーは身体能力高かったり、技術的な面でも高かったりしたので、そこは結構勉強になりました」。貴重な経験も意識変化を後押ししている。
 
 目標はイングランド代表のGKジョーダン・ピックフォード(エバートン)だ。「(YouTubeで練習動画を見ても)キャッチとかこぼしてるところとかあんまないし、シュート(ストップ)も上手かったり、キックのところも全部上手くて安定している。(自分も)波のない、ずっといいパフォーマンス出せるようなGKになりたい」。この日、チームを勝たせた守護神は、「今後は失点をいかに少なくして勝ち切るかが大事」。常に活躍を続けて高校生を代表するような守護神になる。

(取材・文 吉田太郎)

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