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揺るがぬ基準はアルゼンチンの新星にスペインの俊英。川崎F U-18DF土屋櫂大が纏い始めている守備者としての圧倒的存在感

ゲキサカ / 2024年4月9日 19時25分

 結果的にはそこから4ゴールを奪った上に、許した被シュートも1試合を通して失点したシーンの1本のみ。「今年は本当に『ひっくり返す力』というのがJ-VILLAGE CUPも含めて出せていて、その経験から自分たちに自信がありましたし、1人1人が『自分たちにはひっくり返す力があるんだ』という想いは持っていると思うので、それがこういう結果に繋がったのかなと思っています」。そう胸を張ったキャプテンも納得の逆転勝ち。開幕戦は今季のチームが有する『ひっくり返す力』を証明する一戦になった。



 プレシーズンではトップチームのキャンプにもフル帯同。「足元の技術やビルドアップというところではなかなかうまくいかないところも多かったんですけど、対人だったり空中戦や球際という自分の武器を発揮するところで少しは戦えた手応えもあったので、自分の自信にも繋がったのかなと思います」と今の自分が向き合うべき課題と、より伸ばしていくべき武器を、再確認する貴重な機会となった。

 とりわけその凄味を実感したのは、今シーズンからチームに加わったベテランセンターバックだったという。「丸山(祐市)選手とは1回隣でコンビを組ませてもらったんですけど、丸山選手の経験値は言葉で言われなくても隣で感じる部分が凄くありました。常に声を出して周りを動かせる選手だったので、そういうリーダーシップも含めて、『凄い選手だな』ということは肌で実感しました」。今季はU-18のキャプテンにも就任しているだけに、さまざまなチームを最終ラインで牽引してきた34歳のリーダーシップには、大いに感じ入るところがあったようだ。

 2023年は忘れられない世界との邂逅を経験することになった。11月にインドネシアで開催されたU-17ワールドカップのメンバーに選出された土屋は、ディフェンスリーダーとして全4試合にフル出場。アルゼンチンやスペインのアタッカーたちと、同じピッチで身体をぶつけ合った。

「今でもあそこで経験したことを忘れないようにトレーニングに取り組んでいます。フィジカル面やスピードと自分に自信のあった部分でも、ワールドカップでは消されていた部分もあったので、そこは改めて見つめ直していますね。筋トレもやっていますし、スピードの強化という面では今年からフィジカルコーチの方も付いてくださっているので、コーチングスタッフに相談しながら、フィジカル面も上げていっています」。

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