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“8強屈指の大一番”レアルvsマンCは逆転に次ぐ逆転で3-3激闘ドロー!! 圧巻のスーパーゴールショー

ゲキサカ / 2024年4月10日 6時3分

 なおも攻めるR・マドリーは前半14分、自陣に引いて受けたビニシウスが振り向きざまにスルーパスを送り込むと、これにロドリゴが反応。スピードあふれるドリブル突破はアカンジにカバーされそうになったが、股が開いた瞬間にロドリゴが小さく右足を振ると、シュートが微かに相手に当たって軌道を変え、またもゴールマウスに吸い込まれた。同点からわずか2分間での逆転劇となった。

 その後もマンチェスター・Cがボールを握る展開は変わらなかったが、より多くのチャンスを作ったのはR・マドリー。変則布陣で開き気味のポジションを取る左サイドを有効に使い、カウンター攻撃を次々に繰り出すと、ビニシウスやロドリゴが惜しいシュートを放った。一方、マンチェスター・Cはハーランドがリュディガーに抑え込まれ、なかなか良い形を作り出せないままハーフタイムを迎えた。

 苦しいマンチェスター・Cは後半開始時、フォーデンをトップ下から右ウイングに移し、4-3-3をベースとしたシステムに変更。B・シウバとコバチッチがインサイドハーフ、ロドリがアンカーを務めつつ、攻撃時はストーンズも引き続き中盤に組み込んだ。そこからは一進一退の攻防。マンチェスター・Cはハーランド、R・マドリーはビニシウスがゴールに迫るシーンを作り出した。

 そうして迎えた後半21分、押し込み続けたマンチェスター・Cが再び試合を振り出しに戻した。右サイドをB・シウバが押し込み、折り返しのパスをストーンズに渡すと、続いて横パスを受けたフォーデンが左足一閃。精度、速度とも完璧にコントロールされたミドルシュートをゴール左上隅に突き刺した。

 さらに止まらないマンチェスター・Cは後半26分、今度は左サイドでグリーリッシュが仕掛け、R・マドリーの布陣を完全に押し込むと、いったん止まってマイナス方向のパスを選択。受けたグバルディオールは収め切れなかったが、流れそうになったボールに右足を振り抜き、強引なミドルシュートをゴール右隅に突き刺した。今季加入のグバルディオールは移籍後初ゴール。前回王者が敵地で逆転に成功した。

 ところがR・マドリーもホームで譲らなかった。後半27分、クロースとロドリゴに代わってMFルカ・モドリッチとMFブラヒム・ディアスを投入すると、ボール保持率を徐々に回復。次第に押し込めるようになると、同34分、左サイドを突破したビニシウスのクロスに飛び込んだバルベルデが弾丸ボレーシュートを突き刺し、三度同点に追いついた。

 その後は両チームともに大きなリスクを避けて戦う中、そのまま試合はタイムアップ。優勝候補同士の注目対決は圧巻のスーパーゴールショーの末、3-3のドローに終わった。第2戦は17日、マンチェスター・Cの本拠地エティハド・スタジアムで行われる。
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