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[関東2部]慶應義塾大FW塩貝健人「必要とされたところで結果を」横浜FMで初ゴールを決めた翌日は応援席で旗振り担当

ゲキサカ / 2024年4月14日 23時21分

慶應義塾大の応援席で旗を振るFW塩貝健人

[4.14 関東大学L2部第2節 立正大2-2慶應義塾大 立正大G]

 前日13日の同時間帯に日産スタジアムで大歓声を浴びていた青年の姿は、大学リーグ戦を行っていたグラウンドの応援席にあった。「応援席での応援?2回目くらいですね」。FW塩貝健人(2年=国学院久我山高/横浜FM内定)は、慶應義塾大の応援列の最後尾でソッカー部の旗を振りながら、仲間に声援を送っていた。

 十分なインパクトを残す2試合になった。今年1月に大学1年生にして卒業後の横浜F・マリノス入団を内定させた塩貝は、今季は特別指定選手として登録。そして今月10日のG大阪戦で途中出場すると、ファーストプレーから観客を沸かせる鮮烈なJリーグデビューを飾った。

 さらに中2日で迎えた13日の湘南戦では初の先発出場を果たすと、前半21分にはMF水沼宏太の折り返しをワンタッチで合わせて先制点を記録。早くもマリノスサポーターの心をがっちりと掴むプレーをみせた。

 ただシーズン前は思うような結果を残すことができていなかった。U-20全日本大学選抜の一員として出場したデンソーカップチャレンジで無得点に終わるなど、塩貝自身も「シーズン前はあまりよくなかった」と振り返る。

 しかし先週末の6日、関東大学リーグ1部のオープニングゲームで筑波大のFW内野航太郎(2年=横浜FMユース)が決めた先制点を目の前で見て、湧き上がる思いを感じた。「だから明日は俺も内野以上に決めようと臨んでいた」。そして翌日の拓殖大戦でハットトリックを決めることになった。

 普段あまり他人のことを話そうとしない塩貝だが、内野に関しては珍しく意識を十分にしている。「デンソーで自分はあまりよくなかったけど、一緒にプレーしてあいつの実力、持っているものは凄いなと思わされた。いい刺激を貰っているので、ライバルとして高めあっていきたい」。内野が今回、パリ五輪を目指すU-23日本代表に選ばれたことも、「刺激になります」と気持ちをたぎらせる。

 気になる今後の活動だが、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)メンバーには登録されていないことから、今週は大学の活動に戻ることになる。その後も基本的には今季よりソッカー部監督に就任した中町公祐監督とマリノスの強化部がコンタクトを取りながら、そして塩貝の意見も加味した上で決めていくことになるという。「必要とされたところで結果を出して、どっちでもチャンスはあると思うので、自分にできることをしっかりとやって、両方で結果を残したい」。

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