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[関東 ROOKIE LEAGUE]「気持ちがあれば絶対勝てる」。矢板中央CB石井琉偉は憧れの“赤い壁”の中心選手へ

ゲキサカ / 2024年4月23日 10時31分

試合終了間際、矢板中央高CB石井琉偉主将(1年=鹿島アントラーズジュニアユース出身)が決定的な右足シュート

[4.20 関東ROOKIE LEAGUE Aリーグ第1節 西武台高 1-0 矢板中央高 時之栖うさぎ島G]

 伝統的に守りの堅い矢板中央高(栃木)は、関東ROOKIE LEAGUE Aリーグ第1節で西武台高(埼玉)に0-1で惜敗。選手たちも手応えを感じたというほどの内容で試合を進めたが、1点を奪うことができず、セットプレーからの失点で涙をのんだ。

 栃木県トレセン活動や怪我によって、180cmFW竹内麻廷有主らが不在。その中で、空中戦の強さを見せていた180cmCB石井琉偉主将(1年=鹿島アントラーズジュニアユース出身)と180cmCB武井泰慎が中心となって、西武台の攻撃を跳ね返した。

 また、184cmGK木村嘉伸の安定したキックなどから、FW中川蓮やFW梅原駿輝がダイナミックな攻撃でゴールを目指した。だが、一瞬の隙を突かれて敗戦。石井は「(練習試合ではなかなか勝てなかったが、)思ったよりもいい試合ができて、勝ち点3を取れるかなと思ったんですけど、やっぱり一瞬の隙っていうところでやられたところが、ずっと課題だったところがここで出てしまって、それが反省点だったなと思います」と悔しがった。

 石井の一番のストロングポイントは空中戦。「自分が言われていたのは気持ちで絶対負けないところなので。気持ちで負けたら絶対負けると思ってるんで、どんな相手でも気持ちがあれば絶対勝てると思ってるので、そこだけ意識していつもやってます」という。その競り合いで強さを見せ、試合終了間際には相手ゴール前の混戦から仕掛けて決定的な右足シュート。これが枠を外れ、「あそこは自分の甘さだと思っています」と悔しがったが、リーダーシップを含めて存在感があった。

 石井は鹿島アントラーズジュニアユース3年時に全日本ユース(U-15)選手権大会優勝。その全国大会では、全5試合でベンチ入りしている。ユース昇格を逃したものの、「元々小学校の頃から矢板中央が好きで。“赤い壁”って言われたんで、自分もセンターバックをずっとやってるんで、そこで憧れがあって進学しました」。堅守を武器に全国高校選手権3位4度、またCBが育つ環境にある矢板中央への進学を決断した。

「まずはAチームに上がって、自分が引っ張っていけるような選手になることが目標です。まだ矢板中央は(全国)優勝したことがないので。そこで絶対自分が中心になって優勝をもたらしたい」。翌21日の鹿島学園高(茨城)戦をMF金子海聖と梅原のゴールによって2-1で制し、関東ROOKIE LEAGUE初勝利。これからの3年間で力を磨き、目標の鹿島DF関川郁万に近づくことが目標だ。そして、“赤い壁”の中心になって、流通経済大柏高(千葉)時代の関川のように全国舞台で躍動し、矢板中央を日本一へ導く。
MF梅原駿輝は鹿島学園戦で1ゴール1アシスト
FW中川蓮は前線で推進力を見せた
184cmGK木村嘉伸はキックが安定
(取材・文 吉田太郎)

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