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後半42分の同点弾で阪南大高とドロー。選手権準Vの近江は2024年度のスタイル構築へ

ゲキサカ / 2024年4月23日 22時51分

 それでも諦めずに攻め続けると、42分には河野のパスから、MF清田陽大(3年)が左サイドの高い位置へと侵入。ゴール前に入れたパスをMF市場琉祐(2年)が決めて同点に追いつく。44分にも決定機を作ったが逆転までは持ち込めず、1-1でタイムアップを迎えた。

「自分たちのペースになった時にもう1点決めることができたら勝ち点3を取れた。そこは日頃の練習で積み重ねていくものだと思うので、自分たちで突き詰めていきたい」。伊豆蔵のコメント通り、白星を逃した悔しさとともに近江がプリンス1部で戦っていくためには更なるレベルアップが必要だと感じている。「位置と選手を変えた後半に向こうが少し疲れてきて、スペースが空いた中ではできたけど、近江らしさを出すためにはあと30%ぐらいマイボールにしないといけない」。そう続けるのは前田監督だ。

 レベルアップを求めるとともに、指揮官は思い切りよくプレーして今年の代の特徴をピッチで表現して欲しいと考えている。選手権で準優勝した昨年の世代とどうしても比べられるが、選手は違う。高校サッカー最後の年である3年生の持つ力を信じる前田監督は彼らの良さを引き出そうと試行錯誤を繰り返している。

 キャプテンを3人体制にしたこともその一つ。今年の3年生は29人と例年よりも一学年の人数が少ない分、一つにまとまりやすい。「金山耀太に任せた昨年とは違う。今年は一人に背負わせるよりも、3人でやった方が力を出せる気がした。3年生が主役だから、みんなでやろうというスタンスでやりたい」(前田監督)。選手が自信を持って伸び伸びとプレーしやすいよう、これまで以上に励ますコーチングも増やしているという。悔しい結果となった今節の引き分けも糧にしながら、2024年度の近江スタイルを築き上げていく。

(取材・文 森田将義)
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