横浜FMに逆転負けも…逆転アジア制覇にクレスポ監督「とても自信がある」

アルアインのエルナン・クレスポ監督

[5.11 ACL決勝第1戦 横浜FM 2-1 アルアイン 日産ス]

　AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第1戦で横浜F・マリノスに1-2で逆転負けを喫したアルアインのエルナン・クレスポ監督が試合後、公式記者会見に出席し、25日の第2戦に向けて「次の試合では少し違った我々を見せられるようにしたい」と静かに意気込みを語った。

　アルアインは前半11分、スローイン起点の速攻で先制点を奪ったが、その後は横浜FMにボールを握られる時間が続き、防戦一方ムードに。試合中盤まではなんとか守備陣の奮闘で耐え抜いたが、後半27分にFW植中朝日のゴールで追いつかれると、同42分にMF渡辺皓太に逆転弾を沈められ、1-2の敗戦に終わった。

　それでもクレスポ監督は試合後、淡々とした表情で会見場に姿を見せた。試合については「今日の負けは前半の負けと捉えたいし、とてもいいチームと戦った負けと捉えている」と冷静にコメント。さらに「2戦目に関しては立て直してよくプレーできるよう、全てを分析し、次の機会を待ちたい」と次の試合を見つめた。

　その自信はホームでの強さが支えているようだ。アルアインは今大会の決勝トーナメント1回戦以降、ホームでは全3試合に勝利してきた一方、アウェーでは1分2敗という戦績での突破。アウェーでの負けは想定内か。

　指揮官は会見で海外メディアから第2戦への自信を問われると、「とても自信がある」ときっぱり。「なぜなら我々のホームで戦うからだ。ホームでファンと戦うのはとても心強い。今日は相手のファンがとても大きな声で応援していたので簡単ではなかった。ただ、次は逆になる。そう信じているし、我々はできる」と力を込めた。

(取材・文　竹内達也)
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