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[関東 ROOKIE LEAGUE]「後半に強い」前橋育英の伝統を表現し、西武台に逆転勝ち。MF松下歩夢の目標は日本一、「この仲間となら乗り越えられる」

ゲキサカ / 2024年5月12日 12時32分

 21分、左サイドへ展開し、交代出場のMF増山温斗がゴールライン際までえぐってマイナスのラストパス。これを山本が1タッチで押し込み、同点に追いつく。畳み掛けようとする前橋育英に対し、西武台DF陣もPAで身体を張った守り。シュートブロックするなど踏ん張るが、前橋育英は32分、右CKの流れからセカンドボールを拾った松下が一つ前へ持ち出してクロスを上げる。

「DFを外そうと思って1個前に出しました。ファーを狙って、デカい選手何人かいるんで、誰かが押し込んでくれるかなって思いました」というクロスは、GKの指先を抜けてファーサイドへ。これを山本が頭で合わせて2-1とした。
勝ち越し点のMF山本翼が歓喜の咆哮立石はリーグ戦3試合で5得点
 今度は前橋育英がサブ組含めて喜びを大爆発。右SB石川悠介と左SB高橋虎太郎の両DFを含めて走り続ける前橋育英はさらに36分、立石が左中間から鮮やかな右足FKを決めて3-1とした。西武台も39分にMF斉藤陸の放った右足シュートを前方の川路がコースを変える形でゴールイン。だが、前橋育英は交代出場の選手を含めて集中した守りを続け、3-2で逃げ切った。
後半36分、FW立石陽向が直接FKを決めて3-1後半39分、西武台はMF斉藤陸が右足シュートを放つ。これを前方の川路がコースを変えてゴールイン。1点差とした
 前橋育英の指揮を執った櫻井勉コーチは、「(1年生)45人全員で練習をしています。(先発だけでなく)途中から出た子が最後までやってくれた」と評価する。やや縮こまってしまっていたという前半からギアを上げ、伝統の「後半に強い育英」を表現。櫻井コーチは競争心の強い選手たちが「特長を出せるようにやっていきたいです」と語った。

 後半、一時運動量を落としたものの、勝ち越し点をアシストした松下は、「選手権日本一になろうって、思ってここに来ました」。前橋育英OBでJリーグ通算481試合27得点の“名手”、「自分の目標である存在」という父・松下裕樹コーチも指導する名門校へ進学した。

 大事なのは、これから。「絶対、この3年間辛い時の方が全然あると思うし、でも、この仲間となら乗り越えられるなって思います。(関東 ROOKIE LEAGUEの目標は)優勝です。自分が中心になって、チームをまとめて、優勝を目指して頑張ります」。仲間たちと切磋琢磨して成長し、1年時からタイトルを取り続ける。
笑顔で勝利を喜ぶ前橋育英の選手たち
(取材・文 吉田太郎)

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