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[MOM950]明治大MF常盤亨太_FC東京内定後初戦で名刺代わりの2発!! 確立した強み「自信をもって特徴を言える」

ゲキサカ / 2024年6月14日 21時20分

MF常盤亨太

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.18 関東大学L1部第5節 国士舘大 1-7 明治大 国士舘大G]

 明治大MF常盤亨太(4年=FC東京U-18)は18日、関東大学リーグ1部第5節・国士舘大戦で今季初ゴールを含む2得点を決め、勝利に貢献した。チームは開幕5連勝を飾ったが、常盤は「個人としてはやっと納得感のあるゲームができた」と振り返った。

 というのも、常盤はこれまで運動量や切り替えの早さといった特徴を出しきれない自身のプレーぶりに納得していなかったという。それでも今月13日にFC東京への来季加入内定が発表されたことを「自信」とし、「明治の4年としてもっと良いプレーがしたい」と意気込んでこの一戦を迎えていた。

 すると2点リードの前半アディショナルタイム、常盤はペナルティエリア内でボールを受けるとトラップからコンパクトに右足を振ってゴールネットを揺らした。「(ボールを)ちゃんと止められれば絶対に決める自信があった」という言葉通り、ゴール前での正確なボールコントロールが勝負を決める一発だった。

 明大はその後6-1とリードを広げる。迎えた後半アディショナルタイム、常盤はカウンターの場面で自陣からスプリント。左からのクロスボールをダイレクトで流し込み、積極的な攻撃参加でゴールラッシュを締めくくる得点を決めた。常盤は自身の特徴として「早くポジショニングを取ってボックス・トゥ・ボックス(PAから反対のPAまで走ること)として守備はゴール前まで戻るし、そこから一気に攻撃でゴール前まで入る」ことを挙げる。まさに名刺代わりの得点となった。

 そういった特徴に重なるのが、同じくFC東京U-18→明大→FC東京とキャリアを歩んだMF安部柊斗(現RWDモレンベーク/ベルギー)だ。実際、常盤は入部時から栗田大輔監督より「安部選手だったらこういったことをしているぞ、こんなプレーができるぞ」と言われていたという。「入ったときは動きの幅が小さくて全然できなかった」と振り返るが、明大で練習に励むことで「自信をもって特徴を言える」ように成長することができた。自然と「明治に入って本当に良かった」という言葉もこぼれる。

 来季から加入するFC東京は4-3-3の布陣を基本とし、主にMF小泉慶とMF高宇洋で構成する2ボランチが試合運びの鍵を握っている。常盤はキャンプで2人の能力の高さを肌で感じたといい、現在も試合を見る中で2人の存在感や重要性を強く感じているという。それでも「大卒だったら即戦力だという風に考えている」とポジション争いに割って入る覚悟を示すと、「自分は2人とは違う役割もできると思う。そういった武器を出して試合に絡みたい」と力を込めた。

 ただ、今季は明大での活動が基本となる見込みだ。明大は5試合で25得点、5連勝と圧倒的な強さを誇る。それでも常盤は「栗田さんは4年生を“象徴”と言っている。その象徴として明治の全てを体現しなければいけない」と話し、7-1と大勝した今節でも「全員が納得していない」と1失点の後悔を口にする。すべてはリーグ制覇での恩返しのため。青赤育ち・紫紺のダイナモは責任感を示しながら次戦に目を向けた。

(取材・文 加藤直岐)
●第98回関東大学リーグ特集

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