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優勝に手が届かずも…逆転勝利貢献の冨安を現地は高評価「多才ぶりを発揮」「アーセナル最高のDF」

ゲキサカ / 2024年5月20日 20時53分

アーセナルDF冨安健洋

 20年ぶりの優勝にはあと一歩届かなかった。しかし、最終節での勝利に貢献したアーセナルの日本代表DF冨安健洋は現地メディアから高評価を得た。

 首位マンチェスター・Cを勝ち点2差で追う2位のアーセナルは、逆転優勝のためにはまずは勝ち点3が必須だった。19日のプレミア最終節でエバートンをホームに迎えると、前半40分に先制を許してしまうが、43分に冨安が勢いをもたらすゴールを奪取する。

 PA内右からMFマルティン・ウーデゴーアが送ったラストパスにフリーで反応すると、右足の鋭いシュートを叩き込んで同点ゴールを記録した。立ち上がりから好機に顔を出していた冨安にとって、今季2点目。さらに後半14分には、負傷したDFガブリエル・マガリャンイスがベンチに下がると、左SBの位置から左CBに移ってソツなくプレーした。

 試合は後半44分にFWカイ・ハバーツが決勝点を奪い、2-1の逆転勝利。しかし、マンチェスター・Cもウエスト・ハムに勝利したため、優勝には手が届かなかった。

 現地メディアは攻守に奮闘した冨安を高評価。チーム最高点となる採点「8」をつけた『フットボールロンドン』は「意外にもアーセナルで最も脅威的な攻撃陣の一人となった。ゴールも決めたが、もっと決められるはずだった。左CBを務めるなど、多才ぶりを発揮」と称賛。同じく、チーム最高点の「8」をつけた『スタンダード』は「左サイドバックから積極的な攻撃を見せ、冷静にゴールを決めた。残り30分は中央にポジションを移した」とコメントしている。

 7点をつけた『ギブ・ミー・スポーツ』は「完璧なポジショニングでゴールを死守。アーセナル最高のDFで、左サイドで確実なプレーを続け、ガブリエルが交代した際には中央でプレーした」との寸評をつけ、今季の採点を6点とした『スクワーカ』は「冨安は常にベストを尽くし、求められるたびに堅実なプレーを見せる。今シーズンは怪我に泣かされたが、アーセナルが2-1で勝利した最終節のエバートン戦では、ゴールという素晴らしい瞬間を見せた」とのコメントを添えた。
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