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2026年「J1主審全員プロ化」案も浮上! 強化育成改革進めるJFA審判委の危機感「仕組みを作らないと日本からW杯審判員が出てこない」

ゲキサカ / 2024年5月23日 20時10分

 AFCは近年、エリート審判員を育てる「AFC審判アカデミー」の取り組みを強化しており、そこで4年間のプログラムを修了しなければ、W杯などの主要な国際大会に派遣されないという流れを強めつつある。しかしアカデミーに入るためには25〜32歳という年齢制限が設けられ始めたため、有望なレフェリーは早期に抜擢されておく必要がある。

 ところが日本国内の審判員は通常、4級審判員からスタートし、1級審判員にステップアップした後、JFL担当からJ3・J2・J1を順に目指し、プロフェッショナルレフェリーや国際審判員に選抜されるという流れ。トップレフェリーでも「1級になってからプロになるまでは約8年間かかる」(扇谷委員長)ため、国際的な若年化の流れに乗るのは難しいのが現状だ。

 こうした状況を受けて扇谷委員長は、エリート審判員育成には「別の枠組みを作っていかないといけない」と指摘。「選手だと上手い選手であれば、一気にW杯に選ばれるということもあるが、審判員はそうではない。仕組みをきちんと作っていかないと日本からW杯審判員が出てこない」と危機感をあらわにしつつ、改革の必要性を訴えた。

 すでにJ1未経験の長峯滉希主審が2019年度スタートのAFC審判アカデミーを修了するなど、一部でプロジェクトは進行中。扇谷委員長は「非常に大きなチャレンジだと思っているが、我々だけでは当然できない。地域、都道府県から審判員が育ってくるので、そこの方々にも理解していただきながら進めていきたい」と国内全体への理解を求めた。

(取材・文 竹内達也)

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