鹿児島城西は鹿児島準決勝で4-0勝利。「急成長」の2年生ボランチ、MF常眞亜斗がボール奪取連発
ゲキサカ / 2024年5月25日 10時44分
[5.24 インターハイ鹿児島県予選準決勝 鹿児島城西高 4-0 鳳凰高 OSAKO YUYA stadium]
指揮官も成長を認める2年生ボランチが、ボール奪取を連発した。鹿児島城西高MF常眞亜斗(2年=FC KAJITSU U-15出身)は、中盤で「いつものスタイル」というプレー。テクニカルな鳳凰高に対して自分の間合いで寄せることを意識し、「取る回数が多くて、良かったかなと思います」と自己評価した。
一発で取りに行くとかわされる可能性もあることを警戒。実際に奪い切れなかったシーンもあったが、「自分の持ち味は守備なんで、そこは自信持っていつも試合に挑んでいます」というMFはアプローチする動きを繰り返す。そして、強度も発揮。MF重盛響輝(2年)ととも相手の前進を止め続けた。
昨年のキーマン、MF坂上日向(現日本文理大)同様に守備センスの光るMFは、後半14分から最終ラインへ。新チームスタート当初、CBとしてシュートブロックやスライディングタックルで守りを安定させていただけに、最終ラインでのプレーにも余裕があった。
前へ出てボールを奪い取るなど無失点のまま試合終了。本人はボランチで味方へのサポートが少なく、ボールを受けた際に焦ってしまったことを反省する。それでも、新田祐輔監督が「(重盛とともに)急成長している」と認めるように、2年生ボランチの存在感は高まっているようだ。
プレミアリーグWESTでは、神戸U-18の23年U-16日本代表MF濱崎健斗(2年)ら年代別日本代表クラスの選手たちと対峙。今までの感覚では「取り切れないです」というような速さや強さ、上手さを持つ相手との戦いで課題を学ぶことができているという。自信を持つ球際、切り替え、守備力、キックの精度に加え、より技術面の向上にも挑戦中。そのボランチはチームに貢献し、全国切符を獲得することに意欲を燃やしている。
決勝で対戦する神村学園高も年代別日本代表クラスの選手が複数。「明日は多分、一緒の代の福島(和毅、U-17日本高校選抜)とマッチアップなんで、そこは絶対負けたくないって思っているんで、気合いを入れていきたい。明日はもう1個相手の強度が上がると思うんですけど、 しっかり冷静になって頑張りたい」。鍵を握る中盤の攻防で強敵を上回り、16年大会以来となる全国出場に結びつける。
(取材・文 吉田太郎)
●全国高校総体2024特集
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[MOM4706]神村学園MF佐々木悠太(2年)_意識した「チームのためにやること」。ボランチで逆転劇を演出
ゲキサカ / 2024年6月3日 15時15分
-
5戦連発ならず、逆転負け。鹿児島城西の2年生エースFW大石脩斗「もっと怖い選手にならないといけない」
ゲキサカ / 2024年5月26日 21時54分
-
神村学園が試合終了間際の逆転劇で7連覇!“鹿児島サッカーの将来のため”にも日本一を本気で、全力で取りに行く
ゲキサカ / 2024年5月26日 8時13分
-
プレミアで“例年以上”の守備強化。鹿児島城西が4-0、被シュート1で鹿児島決勝進出
ゲキサカ / 2024年5月25日 11時45分
-
武器をより発揮するために練習から情報量増加。神村学園MF松下永遠が高精度キックを駆使してゲームメーク
ゲキサカ / 2024年5月25日 1時56分
ランキング
-
1男子バレー日本、東京五輪金フランスに大逆転勝ち! 0-2から衝撃の展開、石川祐希の神がかり33得点に会場熱狂【ネーションズリーグ】
THE ANSWER / 2024年6月22日 22時4分
-
2女子バレー日本、世界1位撃破で決勝進出の快挙! 初のメダル確定、五輪同組ブラジルとのフルセットで大金星【ネーションズリーグ】
THE ANSWER / 2024年6月23日 0時45分
-
3バスケ河村勇輝に愛ある公開ダメ出し 敗戦のホーバス監督「富樫を使ったほうがいいかなと」
THE ANSWER / 2024年6月22日 17時32分
-
4“VAR取り消し弾”の大迫勇也「ちょっと意味が分からなかった」 判定を疑問視「本当に残念」
FOOTBALL ZONE / 2024年6月22日 21時55分
-
5【バレー女子】18得点の古賀紗理那「楽しんで試合したい」 23日決勝で金メダル懸けイタリアと激突
スポニチアネックス / 2024年6月23日 1時14分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください