今季のプレミアリーグは31件のVAR関連誤審が発生…最多被害はリバプールら3チームで4回
ゲキサカ / 2024年5月24日 23時20分
『ESPN』は23日、今季のプレミアリーグで31件のVARに関する誤審があったと伝えた。3人の元選手や監督、1人のリーグ関係者、1人の審判協会関係者で構成されるリーグの独立委員会によって判断されている。
今季のプレミアリーグでは、トッテナム対リバプールで異例の誤審が発生した。VARがオフサイドと判定された事象をチェックした結果、オンサイドで得点を認めるべきだと判明。VARは得点にすべきだと正しく認識していたが、ピッチ上の判定をゴールと勘違いしたため、主審にそのまま再開するよう促してしまった。その結果ゴールは認められず、リーグや英審判組織のPGMOLが一連の審判音声を公開する事態となった。
この事象を代表に今季は31件のVARが関わる誤審が認定されている。『ESPN』の集計によると最も被害を受けたチームはノッティンガム・フォレスト、ブライトン、リバプールで4件だった。なかでもリバプールは誤審によって利益を得た事象がなく、データでは決定的な場面で判定に苦しめられたことが示されている。一方、アストン・ビラは誤審で3回の利益を受けた一方、被害件数はゼロ。VARの廃止を訴えるウォルバーハンプトンは3回の誤審被害で利益を得たケースはなかった。
もっともこの数字は改善傾向にあるようだ。同メディアによると昨季のVARが関わる誤審は今季より7回多く38回。特に正しい判定を誤って覆したケースが11回から5回に減っており、VARがいることでかえって誤審を招くパターンは少なくなった。
以下、『ESPN』発表の独立委員会が誤審と認定した事象
・マンチェスター・U vs ウルブス
後半ATにウルブスがPKを得るべきだった
・リバプール vs ボーンマス
MFアレクシス・マック・アリスターの退場は取り消すべきだった
・マンチェスター・C vs フルハム
前半ATのマンチェスター・Cの得点はオフサイドだった
・アーセナル vs マンチェスター・U
後半15分、アーセナルが獲得したPKは取り消されるべきではなかった
・アストン・ビラ vs クリスタルパレス
後半AT、アストン・ビラが獲得したPK(VAR介入も主審が判定保持)は取り消されるべきだった
・N・フォレスト vs バーンリー
後半31分のバーンリーの得点は取り消されるべきではなかった
・アストン・ビラ vs ブライトン
前半21分、アストン・ビラの2点目はオフサイドだった
・アストン・ビラ vs ブライトン
前半26分、アストン・ビラの3点目はファールで取り消すべきだった
・トッテナム vs リバプール
前半34分、リバプールの得点を認めるべきだった
・N・フォレスト vs ブレントフォード
後半7分、ブレントフォードはPKを得るべきだった
・クリスタルパレス vs トッテナム
後半ATのクリスタルパレスの得点はハンドで取り消すべきだった
・ウルブス vs ニューカッスル
前半45分、ニューカッスルのPKは取り消されるべきだった
・ブライトン 1-1 フルハム
前半19分、MFジョアン・パリーニャは退場になるべきだった
・ニューカッスル vs アーセナル
前半36分、MFカイ・ハバーツは退場になるべきだった
・ニューカッスル vs アーセナル
前半45分、MFブルーノ・ギマランイスは退場になるべきだった
・シェフィールド・U vs ウルブス
後半ATのシェフィールド・UのPKは取り消されるべきだった
・シェフィールド・U vs ブレントフォード
前半29分、MFフランク・オニェカは退場になるべきだった
・ルートン・タウン vs マンチェスター・C
後半24分、FWジェイコブ・ブラウンは退場になるべきだった
・リバプール vs アーセナル
前半19分、リバプールはPKを得るべきだった
・バーンリー vs リバプール
前半28分、リバプールの得点は認められるべきだった
・ルートン・タウン vs シェフィールド・U
前半33分、 シェフィールド・U のPKは与えるべきではなかった
・ルートン・タウン vs シェフィールド・U
後半4分のルートン・タウンのPKは与えるべきではなかった
・N・フォレスト vs ニューカッスル
後半17分、N・フォレストはPKを得るべきだった
・N・フォレスト vsウエスト・ハム
後半36分、N・フォレストはPKを得るべきだった
・ブライトン vs N・フォレスト
後半22分、MFヤクブ・モデルは退場になるべきだった
・チェルシー vs バーンリー
前半40分のチェルシーのPKは取り消すべきだった
・エバートン vs バーンリー
後半22分のDFダラ・オシェイの退場は取り消すべきだった
・シェフィールド・U vs チェルシー
後半13分、DFジャック・ロビンソンは退場になるべきだった
・エバートン vs N・フォレスト
後半10分、N・フォレストはPKを得るべきだった
・ボーンマス vs ブレントフォード
前半27分のボーンマスの得点は取り消すべきではなかった
・ブライトン vs チェルシー
後半1分、ブライトンはPKを得るべきだった
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