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5-0で鹿児島準決勝突破も多くの課題。連覇のため、全国舞台で「強い神村学園」を見せるためにも全員で決勝を戦う

ゲキサカ / 2024年5月25日 0時59分

 神村学園は後半11分に名和田のスルーパスからMF佐々木悠太(2年)の折り返しを日高が右足ダイレクトで決めて3点目。17分には、精度の高いサイドチェンジを連発していた松下が右サイドへ展開し、右WBへ回っていた鈴木がグラウンダーのラストパスを狙う。これをファーの名和田が右足ダイレクトで決めて4-0。35分にも佐々木が豪快に左足で決めた。
後半11分、神村学園FW日高元が追加点。日高は4戦連発後半17分、神村学園MF名和田我空が右足で決めて4-0。名和田も4試合連続ゴール
 結果として5得点を挙げたものの、課題も多かった。有村圭一郎監督が指摘するのは「決定機はあるけれど、決定力がない」という点だ。PA内側のポケットを取る形で完全に相手の守りを崩しながら、シュートをGKに当ててしまったほか、枠外へ外すシーンが多発。新垣も「取れたと言えば、取れたんですけど、もっと取れたんで。そこをもっとこだわっていかないと、やっぱり上に行って食われるんで、1本1本大事にしたい」と引き締める。

 また、指揮官が「じっくり相手を見ることをしっかりとやれば」と苦言を呈したように、自分本位の動きで相手に合わされてしまい、チャンスをフイにするような場面も増えてしまっていた。名和田は危機感を口にする。

「こういう舞台になったからこそ、自分が活躍したいという気持ちがあると思うんですけれども、どういう形で出すということは考えないといけないと思うので。まずはチームのために、一人ひとり戦わないと明日(決勝)は勝てない。自分が1年の時、2年の時の経験を踏まえて伝えていきたいと思っています」

 先発の半数以上が、年代別代表候補歴や高校選抜候補歴の持ち主だ。個性の強い集団だが、現時点での周囲からの評価は「まとまれば……」。プレミアリーグWESTでも7試合を終えて2勝1分4敗と、なかなか勝ち切ることができていない。主将はその集団をまとめて、「強い神村学園」を示す考えだ。「周りからも言われているんですけれども、それがまとまるかどうかは自分次第だと思いますし、自分たち次第だと思うので。まとまって、『強い神村学園を見せたい』という思いがあるので、全国の舞台でも勝てるようなチームになりたい」。また、松下が「神村の歴史を自分たちの代で止めるわけにはいかない」と語ったように、先輩たちが繋いできてくれたインターハイの連続出場を止める訳にはいかない。決勝では同じプレミアリーグ勢の鹿児島城西と対戦。全員でライバルを上回って連覇を果たし、全国舞台で「強い神村学園」を示す。
後半35分、神村学園MF佐々木悠太が左足で5点目のゴール
(取材・文 吉田太郎)

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