町田MF下田北斗「足もつっていたので俺でいいのかなと…」黒田監督に託されたPKキッカーで90+6分劇的決勝弾

　町田はこの勝利により、2位・鹿島と勝ち点3差の首位をキープ。シーズンの折り返しに差し掛かろうとしている中、昇格1年目で優勝争いをリードしようとしている。

　川崎F時代に優勝争いの経験を持つ下田は上位争いのポイントを「誰が出てもしっかりとチームの軸を全員が共有して、ピッチで表現していくことがすごく大事」と指摘。「川崎は川崎で攻撃的なサッカーでブレないところがあったし、町田は町田で全員がハードワークしてみんなで立ち向かっていく。方向性は違えど、ブレずに勝利を求めていくところが一緒だと思う」と現在の状況を前向きに捉えている。

　もっとも、選手としては現在の立場に甘んじているつもりはない。次節からは再び柴戸とのレギュラー争いが再開するが、「普段の練習からアピールするのは僕だけじゃなくみんなもそう。監督、コーチングスタッフは普段の練習をすごく見ているので、競争に勝ってピッチで自分の表現ができるように頑張っていきたい」と決意を語った。

(取材・文　竹内達也)
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