「自分は反骨心が凄くある」。決勝で不発の神村学園MF名和田我空はインハイで必ず借りを返す

　進路も注目の名和田は「(国内外のクラブからの評価を)もちろん上げたいですし、まだまだ今日の試合も『何やってんだ』っていうのはやっぱり思った人もいると思いますし、それはほんと悔しいことなので。自分は反骨心が凄くあるので、ほんと、その悔しさを忘れずに全国大会で借り返したいなと思います」。この悔しさを晴らすための日々を過ごす。

　名和田は神村学園中3年時の21年全国中学校大会で日本一。2度のハットトリックや青森山田中との決勝での2発を含む5戦10発で、チームに初の全国タイトルをもたらした。今夏のインターハイで神村学園が初の高校タイトルを獲得するためにも、名和田の活躍は欠かせない。

「マークつかれるのはやっぱり分かっていることなので、その中でもぶっちぎらないといけないですし、それが自分の仕事。これからまだまだレベルアップできると思うので、それはほんとに前向きに、自分は頑張りたいと思います」。まだまだ成長の途中。夏の全国舞台でこの日とは全く異なる名和田我空を見せつけ、神村学園に歓喜をもたらす。

(取材・文　吉田太郎)

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