久保建英は48分間プレー! ミドル2発で国立沸かせたソシエダ、若手奮闘の東京Vに勝利
ゲキサカ / 2024年5月29日 23時8分
徐々に勢いを見せる東京Vは前半37分、山見がドリブルで敵陣を襲うも、パチェコにファウルで止められると、38分には山越のロングフィードに山見が抜け出したが、飛び出したGKマレーロに阻まれた。同41分、久保が右サイドでパスを受け、対面の相手を股抜きでかわしたが、シュートは正面に飛んだ。
そうして迎えた前半45分、ソシエダが試合を動かした。落ち着いたビルドアップからアランブルが内側を取り、外に抜けたバルダがゴール前にクロスを送ると、山越のクリアがデ・サラテの足元へ。ミドルレンジから右足を振り抜くと、鋭く飛んだシュートがGK長沢の手を弾いてゴールに入った。
デ・サラテは久保が現地メディアで日本ツアーの注目選手に挙げ、前日28日の日本メディア向け取材対応でも「特に真ん中の選手に注目してほしい」と話していた育成組織出身の選手。そのまま前半終了を迎えると、久保はハーフタイムインタビューでも「僕イチオシのウルコ選手のゴールが決まってよかった」と喜びを口にしていた。
ハーフタイム明け、ソシエダは選手交代を行わなかったが、東京Vは2人を交代。山田と永井に代わってMF古川真人とMF熊取谷一星が入った。熊取谷は明治大在学中の特別指定選手で、これが東京Vでの実戦デビュー。開始1分、熊取谷は高い位置で早速チャンスメーク。新井がエリア内に潜り込むと、折り返しのパスから食野がシュートをはなったが、これはGK長沢の正面に飛んだ。
ソシエダは後半3分、久保がFWミケル・ゴティ・ロペスに代わって途中交代。注目選手の交代に場内ではまばらな拍手の中、絶妙なムードが漂っていた。その後は東京Vが次々にチャンスを創出。同11分、熊取谷がデ・サラテをかわして左サイドをドリブルで駆け上がり、折り返しのパスから古川が右足で狙ったが、惜しくも左に外れる。同12分にも美しいパス交換から山見が裏に抜けるも、わずかにオフサイドとなった。
ソシエダは後半15分、エルストンドとデ・サラテに代わって18歳のDFジョン・マルティンと20歳のMFパブロ・マリンを投入。オラサガスティがアンカーに下がり、マリンはインサイドハーフに入った。一方の東京Vも新井に代わってDF袴田裕太郎を投入。同20分には山本と山見に代わってFW木村勇大とFW河村慶人が入った。
東京Vは直後、木村がハイプレスでボールを奪い、河村がエリア内で拾ったが、シュートにはつなげられない。一方のソシエダは同24分、オドリオソラ、B・メンデス、フィアベマ、オラサガスティが下がり、DFアマリ・トラオレ、MFアルセン・ザハリャン、MFベニャト・トゥリエンテス、FWシェラルド・ベッカーが入った。
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