昨夏は全国決勝で2発。明秀日立FW柴田健成が関東大会全3試合でゴール
ゲキサカ / 2024年5月30日 2時21分
[5.27 関東高校大会Aグループ決勝 大成高 4-2 明秀日立高 ゼットエー]
後半の3失点でスコアは1-4。残り時間も10分を切り、集中力が低下してもおかしくない展開だった。その状況で明秀日立高(茨城1)FW柴田健成(3年=ACミラン佐倉出身)が左足で執念のゴール。チームはこれ以上の追撃をすることができなかったものの、チームの中心選手が意地を見せた。
「自分としても、チームとしても、4点入ったタイミングでも諦めてなかったですし、そこで1点ずつ返してやろうって気持ちプレーしていました」と振り返る。これで関東大会は全3試合でゴール。結果を残したが、本人は満足をしていなかった。
「個人としては結果でチームに貢献っていうのは凄く思っていますし、それに関しては良かったですけど、チーム勝たせられてないんで。1点取ったタイミングで2発目、3発目って自分がゴール入れれば、ゲーム展開も変わったと思います」。チームを勝たせられなかったことを悔しがっていた。
柴田は昨年のインターハイ優勝メンバーだ。2年生アタッカーとして全国大会決勝を戦い、2ゴール。今年は同じく優勝経験者のMF竹花龍生(3年)やMF阿部巧実(3年)、GK重松陽(3年)とともに明秀日立を引っ張る立場だと自覚している。
「去年は山本(凌、現亜細亜大)さん、(現国士舘大の吉田)裕哉さん、石橋(鞘、現日本大)さんとか中心になる選手がいたんですけど、 今年は自分とかが中心にならないといけないっていう責任感があります」
この日は、前線、右サイドでのハードワークも。関東大会の柴田のパフォーマンスについて、萬場努監督は「彼は怪我もほとんどないし、そういう意味では凄くいい選手だなって。去年の経験を活かしてブレないようにしてくれるっていうのは彼らにしかできないから、そこは柴田に関しては凄く良かったなとは思います」と評価する。その柴田は責任感を持って全国2連覇に挑戦する意気込みだ。
「自分たちはまだまだ強くならないといけない。インターハイ2連覇を狙ってるんで、(茨城県予選初戦までの)2週間でもっとレベルアップしてインターハイに臨んでいきたい。ゴールでチームを勝たせられればというのは凄く思っています。練習から自分の責任感を持ってチームを引っ張っていきたい」と力を込めた。昨年、先輩たちに立たせてもらった舞台に今年は自分が導く。
後半34分、FW柴田健成が3戦連発となるゴール
(取材・文 吉田太郎)
●全国高校総体2024特集
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
茨城決勝敗退、明秀日立の注目MF竹花龍生は応援席の前で涙も。「どんな試合でも存在感を残せるような選手に」
ゲキサカ / 2024年6月17日 19時15分
-
明秀日立はシュート数12-3も茨城決勝で敗退。選手の最大限を伸ばしながら、秋のリベンジへ向かう
ゲキサカ / 2024年6月17日 13時46分
-
全国へ「絶対行くんだ」。鹿島学園が昨夏の全国王者・明秀日立を2-0で下し、茨城タイトル奪還
ゲキサカ / 2024年6月16日 17時33分
-
昨夏日本一の明秀日立、チャレンジャー精神や一発勝負へのこだわりを持ってインハイ予選へ
ゲキサカ / 2024年5月30日 10時28分
-
大成が関東高校大会初出場初優勝!先を見据えて「絶対に満足しないチーム」「最強の代」へ
ゲキサカ / 2024年5月30日 8時43分
ランキング
-
1【陸上】飯沢千翔、いったんは失格も上訴を経て救済 日本選手権男子1500mで異例の計6人が救済措置
スポニチアネックス / 2024年6月27日 21時25分
-
2【絶好調の“6月男”】ドジャース・大谷翔平、高まる「日本人初の三冠王」の期待 “最大の壁”となるのは「1番DH」
NEWSポストセブン / 2024年6月28日 7時15分
-
3ロッテ佐々木朗希 日本では「虚弱体質」の烙印も…米球団むしろプラス評価でゾッコンの理由
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月28日 9時26分
-
4ヤクルト畠山コーチが突然の退団 原因は金銭トラブルか…水原一平事件では「畠山は大丈夫か?」との声が
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月27日 19時2分
-
5大谷翔平vs“530億円男”、絞られたMVP争い ベッツ離脱で米予測「有力候補に見える」
Full-Count / 2024年6月27日 20時11分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください