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[MOM4710]大成DF小池汐生(3年)_自信深める注目DF。厚い信頼に応え、関東制覇

ゲキサカ / 2024年5月30日 12時1分

大成高CB小池汐生(3年=町田JFC出身)が相手をブロック

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.27 関東高校大会Aグループ決勝 大成高 4-2 明秀日立高 ゼットエー]

 厚い信頼がエネルギーになっている。大成高(東京1)が関東高校大会Aグループ初出場初優勝。CB小池汐生(3年=町田JFC出身)はMVP級のプレー、リーダーシップで優勝に貢献した。

 決勝の立ち上がりは、明秀日立高(茨城1)の勢いにやや呑まれかける部分があった。だが、その中で小池は、自分のところへ来れば、「全部止める」くらいの気持ちで戦っていたという。無失点の目標が前半15分に失点。それでも、「もう後はないぞっていう話をして」立て直し、逆転劇に結びつけた。

 小池は前線に入って来るボールを的確なカバーリングや際の強さでカット。後半、明秀日立は180cmのFW保科愛斗(3年)に加え、185cmのFW鈴木優斗(2年)を投入して前への圧力を高めてきた。

 小池は味方への指示でロングボールの出し手にプレッシングすることを徹底。簡単には相手の土俵に持ち込ませない。その上で、自身より10cm以上大きな鈴木の頭上からヘディングするシーンもあった。また、1対1で見せる強さはこの日も抜群。対戦した明秀日立の萬場努監督からもその戦う姿勢などを称賛されていた。

 豊島裕介監督は「(MOMを)本当に、みんなにあげたい」と各選手のプレーを称賛。中でも小池の名を挙げ、「チームにとって、彼がいるから後ろを任せられる。後ろの4枚は、ほんとに予選も含めてバランスが良くて、2年生2人出ていますけど、それを統率してる小池がやっぱり頼もしい」。陰でチームを支え続けた主将の存在が何よりも大きかった。

 その豊島監督は、小池について「1対1になった時に、彼、もう楽しんでる感じがするんですよ。ほんとに余裕を持ってできていると思う」と分析する。小池は東京都予選から活躍。関東大会を終え、「やっぱ格上であればあるほど、食えば自信つくんで、なかなかよかったんじゃかなと思います」とまた自分への自信を深めていた。

 スピード、強さを併せ持つストッパーは「もっと注目を集めて、こんだけやれるんだぞっていうのを次のインハイ、全国取ってみんなに知ってもらえたら」という野心も持っている。関東タイトルを獲得したが、インターハイ予選を勝ち抜くことが簡単ではないことは理解している。自分自身もより鉄壁の守りができるように、瞬発力のあるアタッカーへの対応や空中戦に関して強化し、ミスもゼロに近づける考えだ。「もう信頼してもらっています。信じてもらえてるっていうのは、凄く大きいかなと思います」と語る小池が進化を続け、まだまだチームの信頼に応えていく。

(取材・文 吉田太郎)

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